前の記事で少し触れた、“あの夜”の話。
どう書こうか少し迷っていたのですが、まずは、姪を連れて予約なしで挑んだ昼12時からの万博レポから始めます。
あの昼がなければ、あの夜もなかったんです。時系列、大事。ということで、前編スタートです。
……………………………………
地方から来た高校生の姪が「行ってみたい」と言うので、喜んで連れて行ってあげることにしました。
急遽の決定だったため取れたのは翌日の12時入場分。もちろん事前予約はなし。
ピーク日に“予約なし・12時入場”と言えば・・・どこまで楽しめるのか不安て感じですよね。
そんな私たちがどんな体験ができたのか・・・これはこれでいつもとは違ったレポになりそうです。
✦✦✦ EXPO昼の部 ✦✦✦
この日は、ゲート前はいつもと少し雰囲気が違って、のんびりしている人が多かった印象です。
予約時間の1時間前に到着しましたが、12時少し前には入場することができました。
待ち時間の間も、ゲートが近づいてきても、姪ちゃんは「わくわくする!!」とめっちゃ喜んでいます。
ちなみに、この姪ちゃん。前日に“海洋堂ミャクミャク”をプレゼントした時には、渋い顔をして“ちょっと気持ち悪い”と言っていましたが・・・。
(初回訪問時の)みゃくみゃく画像です |
「いらっしゃいませミャクミャク」にたどり着く頃には“かわいい😆かわいい😆”と、すっかりとりこになっています。
さて、万博に「行きたいと思いながらも、来れるとは思ってなかった」と話してる姪ちゃん。
突然のことだったので、特に“ここに行きたい!”というパビリオンはないとのこと。
ならば、SUNチョイス💡で気ままに回ってみることにしました。
とは言え私は5回目なので、そこそこ“万博ナビ”できます。たぶん。
まずは、「フランス館」に並びました。
このパビリオンは、普段から待ち時間が1時間ちょっとと長い列ができているのですが、この日もほぼ同じくらいの待ち列です。
大混雑の日に“いつも通り”なら、それってお得じゃないですか?
フランス館は見どころも多いので楽しめること間違いなしと思うのですが、
姪ちゃんは絵画や・彫刻などの美術も好きとのことで、ロダンの《手》の彫刻などもじっくり見入っていました。
何度見てもいい、この景色
フランス館はもののけ姫で始まりましたが、
ここはラピュタのイメージっぽい
入り口の象は目立ちますが、側面の像を見逃していました
「フランス館」待ちの間に、抽選にもチャレンジしてみましたが……結果は惨敗。
もう抽選はあきらめて、次に向かったのは「クウェート館」です。
ここは大人気のパビリオンで、待ち列が停止していることも多く、なかなか並ぶことすら難しい場所。
でも、“整理券が発行されるようになっていた”という情報を娘より聞いていたので、待ち列の様子を見ながらスタンバイ。
再開した瞬間には、どこが最後尾かわからなくなるほどの勢いで列が伸びて(実際、隣の中国館の前まで並んでいました)、一瞬ひるみそうになりながらも、めげずに追い求めて……無事、整理券をゲット!
私はもう慣れましたが、いきなりもみくちゃ状態でもしっかりと付いて来る姪ちゃんに感心です。
整理券ゲットから1時間半ほどで、館内に入場。
ヘレニズム寺院を発掘していました。
こちらも、何度見ても圧巻
なんということ😱
「激安」が1,900円から900円になってる💦
次は「パソナ館(PASONA NATUREVERSE)」へ向かいました。
こちらも随時受付が開始されるスタイルなのですが、受付開始の場所はすでに把握済みだったので、動きはスムーズ。
とはいえ、受付開始の瞬間はこちらもちょっとしたもみくちゃ状態でしたが、無事待ち列に並ぶことが出来、20分ほどで館内に入ることができました。
さて、あまり遅くならないうちに「大屋根リング」を歩きます。
この後はどんどん混んできますから・・・
夕日もきれいだと喜んでいました。
やはり「韓国館」のメディアファサードは見事です!!
先日の、「バーラト館」です。
ライトアップがきれいだと聞いていましたが、
まさか、上から眺めることになるとは思いませんでした。
しかも、天井部分には予想外の映像演出が!
万博会場を上から眺めるだけでも楽しいと姪ちゃんが喜んでいたので、今回も一周しました。
私自身は、これでまさかの3周目です。
対岸が遠くに見えているのに、歩いてみるとだいたい30分で回れてしまう・・・その感覚が毎回ちょっと不思議です。
さて、休憩を兼ねて夕食をとることに。
悩む時間がもったいないので、最近すっかりお世話になっている「大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」へ。
「何にする~?」と覗きながら歩いていると、タイ料理のお店から声をかけられました。
ガパオライスは好きなのですが、タイ料理ってスパイシーだったり、個性が強かったりすることもあって……ちょっと躊躇。
でも、声をかけてくれたおじさんに聞いてみると、
「タイ人が作っているけど、日本人にも食べやすくて、ガパオもそれほど辛くないですよ」とのこと。
話しているうちに、だんだん食べたくなってきて、夕食はこちらに決まり!
おおっ!すごいボリューム!!
そして、ひと口食べて二人とも「おいっしい!!」と声が出ました。
辛味もスパイスも日本人にはちょうど良い感じ、でも、ちゃんと“お店で食べる味”の満足感もあって、これは当たり。
幸せに食べ進めていたのですが……それにしても、ボリュームたっぷり!
食べても食べても、なかなか減らない。
ふと前を見ると、あれ?さっきのおじさん……社長さん?
どうりで、説明が上手なわけです。
お腹もいっぱいになったので、花火を見るためにウォータープラザ方面へ移動します。
少し時間がありそうだったので、「コモンズC」に立ち寄りました。
この日は大きなパビリオンばかり巡っていたので、コモンズのこぢんまりとした雰囲気が、逆に新鮮で楽しかったようです。
「スタンプがたくさんある!スロバキアのスタンプがかわいい!」と、嬉しそうに次々と押していました。
そしてこの日は、いつも偶然見かけるだけだった花火を、しっかりと“ド真ん前”で鑑賞。
さて、このままドローンショーを鑑賞するか、もうひとつくらいパビリオンへ行くか、
姪ちゃんに聞いてみると、迷いなく「パビリオンに行きたい!」との返答。
ではと、クウェート館に向かうとき少し気にしていた「スイス館」へ向かうことに。
ところが、この日はすでに閉館していました。
すぐ横には、夜になるとひときわ目立つ「オーストリア館」が。
この時間帯になると、締め切られるパビリオンも増えてくるので、そのまま
世界に16台しかない限定モデル―ベーゼンドルファーの生演奏を鑑賞することにしました。
※前回の「オーストリア館」レポは⇒こちら
なんと、一番先頭で待つことができました。おかげさまでこの位置取りです。
スタッフの方からは「次の回でご案内します」と、少し申し訳なさそうに声をかけられましたが、ちょうど私の前で締め切られた瞬間は、内心ガッツポーズ💪でした。
今回は葛飾北斎の限定モデルの話をしている人も多くいました。
オーストリア館のもう一つの人気展示は、AIによる自画像風ドローイング作成体験。
その場で撮影された顔写真をもとに、AIがアート風に変換してくれるというものです。
前回はカメラの高さが合わず、変な角度の顔で作成。
「今度こそは!」と意気込んで、今回は踏み台まで用意して臨みましたが、
撮影時間が思いのほか短く、今回も大成功とはいかず……。
それにしても、オーストリアの方々って、やっぱり背が高いんでしょうねぇ。
館内の空気を名残惜しく感じながらも、そろそろ締めくくりの時間。
「お土産だけでも…」と向かったのは、ゲート近くのオフィシャルショップ。
とはいえ、ここはいつも大混雑。
店内に入る待ち列もものすごいのです。
今回も「もう無理かも…」と諦めかけ、「ごめんよ〜お土産送るね〜」と話していましたが、なんとか最終に滑り込むことができました。
しかし、店内は予想通りの混み具合。
身動きもままならず、目ぼしいものをぱぱっとひっつかみ、わずか5分でレジへ直行。
風のように通り過ぎた買い物でしたが、なんとかお土産購入完了です。
✨いつもなら20分待ちのパビリオンが、60分待ちになるほどのピーク日。
そんな混雑覚悟の万博に、予約なし・12時入場という“無謀”なスタート。
それでも、「フランス館」「クウェート館」「パソナ館」「コモンズC」「オーストリア館」「大屋根リング」と、人気どころをしっかり巡り、
夕食、花火、お土産購入まで、ぎゅっと詰まった一日を楽しむことが出来ました。
そんな充実の一日を終えた頃、まさかの展開が待っていました。
オールナイト万博 後編へつづきます。
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