大人気の「フランス館」は60分待ちでした。
炎天下ですが、覚悟を決めて並びます。
ところが、まずは最後尾探し”という小さな旅からスタートすることに。
蛇行に次ぐ蛇行で、最後尾は一向に見つからず😭
結局、すべての列を逆走するようにたどって・・・
ようやく辿り着いたのは、最初に「最後尾かな?」と思った地点の一列奥でした。
それでも、待ち列は小刻みに進んでいくので、思ったよりも早く入場できた気がします。
この「もののけ姫」は実はフランス・オービュッソンの伝統技術で織られたタペストリーで、
その隣に並ぶのは、ノートルダム大聖堂の火災を生き延びたキマイラ像。
火災を生き延びたキマイラ像と、呪いを癒すアシタカの姿。
この二つの展示の意味は何でしょうね~。
この二つの展示の意味は何でしょうね~。
守りのようにも見えるので、守護、回復、再生などでしょうか。
もう引き込まれてしまいますよね。
入り口にこの展示を置く粋さ!
壁一面に並ぶヴィトンのトランクケースは約300点。
職人の手仕事が映像で語られ、ヴィトンのトランクが世界各地を旅する様子は、ただのブランドのヒストリーではなく、フランスの誇りなんだなと思いました。
屋外展示「ミラクルガーデン」へと足を踏み出すと、視界がふっと開け、穏やかな水面が広がる空間の中心に、樹齢千年を超えるオリーブの古木が静かに佇んでいます。
「若さの樹ゼウス」と呼ばれる、空気中にエネルギーを発散する力を持つ奇跡のオリーブだということで・・・。
なんてものを持ってくるんだ!!フランス!!
他のパビリオンの植物たちも現地からこんなに暑い日本に来てくれて、「お疲れ様です」と思っていましたが、どうか元気で過ごしてください・・・。
このオリーブは万博終了後は日本に根を下ろし、未来の健康や環境技術に役立てられる構想が進められているそうです。
各テーマに沿って「ロダン」の手の彫刻が展示されていました。
「両方右手だね」と言っている人がいました。
こうしてみると、男女の手のように見えますね。
こちらは、ワイン造りに携わる人の手のイメージだったと思います。
ほかの象とは少し雰囲気が違いますね。
アルザス地方の土壌やブドウの育成を体感できる没入型展示です。
巨大なブドウのオブジェや、ワインボトルを模した空間演出もあり、「手で造る」ことの美しさが視覚的に表現されています
こちらは、また新たな展示スタイル。
影絵がドラマチックに演出されており、まさにセンスの塊ですね。
万博会場ではこの色にあふれているので、最初は気付かなかったのですが、トリコロールを表現していたのですね。
歴史的なディオールの「バー・ジャケット」から、香水瓶まで圧巻の展示。
なにも語らなくてもフランスのクラフツマンシップを感じます。
🔥 ノートルダム大聖堂 × 首里城
こうして並んでいるのを見て、いまだに胸がギュッとなりました。
そういえば同じ年に灰燼に帰したのでしたね。
今は、復元の歩みが始まっている再生の象徴ですね。
🌊モンサンミシェル × 宮島(厳島神社)
そうか、そもそも姉妹都市提携していますものね。
でもこうして、しめ縄で結ばれた姿は、同じように海に浮かぶ聖地として、フランスと日本それぞれの祈りや信仰が海を越えてつながっているのを感じ印象深いです。
そして、展示が美しいです。
こちらの展示の意味は会場では分からなかったのですが、フランスと日本の絶滅危惧種の犬と猫だそうです。
フランスはシャルトリューやバセット・アルティジャン・ノルマン犬。
日本は琉球犬や対馬山猫など。
わからなくても、魅入ってしまう展示だったのですが、締めくくりが、未来への責任だったのですね。
「フランス館」の展示は圧巻でした。
説明が必要ないほどの迫力に、ただただ圧倒されました。
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