2025年8月20日

「シンガポール館」 「ブルガリア館」 「ハンガリー館」 万博㉔

※4回目訪問のつづきです。
“電車トラブル⇒オールナイト万博”事件については、もうしばらくお待ちください…🙏

4回目訪問の中でまだ書ききれていなかったパビリオンを先に書いておきます。
それでも、あの夜のことを思い出すと、万博の風景がちょっと違って見える気がします。
そんな気配も含めて、もう少しだけ4回目にお付き合いください。


 『シンガポール館』



こちらも、パッと目を引く建物として知られる「シンガポール館」。
事前に「いいよ〜」と聞いていたこともあり、楽しみにして向かいました。

少し並んだだけで入場でき、思ったよりスムーズでした。




外観の赤いウロコ模様は、遠目に見ると不思議な雰囲気で、正体不明な印象もありました。
近づいてみると、ひとつひとつのパーツの質感を変えていて、こんなテクスチャーだったんだ、とじっくり眺めてしまいました。





館内に入ると、まず目に入ったのは、ツリーをイメージした柱の配置。
「何だろう?」と思いながら歩いていると、とある柱の下で、ふと声が聞こえてきました。




「シンガポールでは、街路樹の植樹に力を入れているんです」
と、100万本の植樹を目指す取り組みについて語られていました。

また、まるで古い木のおじいさんが語りかけてくるような、
木が“生きているかのように語る”演出が施された柱もありました。




ここで皆“夢”を書きこみます。願いだったかも"(-""-)"
あとで大きなスクリーンに表示されるそうなので、分かりやすいマークも描いておきました。

スロープを登ると・・・






球体いっぱいのスクリーンに都市と自然が調和する未来の風景が映し出されていきます。

先程書いた文字が表示されました。
しかし、表示されている時間は短いので、注意して見ていないと見落としてしまいそうです。





グッズコーナーには、マーライオンの「マーリーちゃん」のマスコットや、シンガポールを拠点とする雑貨、食器、などが並んでいました。




館内の展示を見終えたあとは、最上階に「Shiok!カフェ」があるので、こんな植物に囲まれて、休憩することが出来ます。
シンガポールの屋台文化をテーマにした料理が楽しめるようでした。



一階にもしっかりと料理が楽しめるカフェがありました。



『ブルガリア館』



すぐ横のブルガリア館に入ってみました。




こちらのモニターでは、ブルガリアについての紹介映像が流れていました。
ブルガリアといえば、やはり思い浮かぶのはブルガリアヨーグルト。
実はこのヨーグルト、日本では前回の吹田万博(1970年)の際に、皇室の方が召し上がったことをきっかけに広まり、それ以来、私たちの食卓にもすっかり定着したのだそうです。

左の子は「ラクトちゃん」だそうです。


ブルガリア館には、もうひとつブースがあり、
QRコードを使って「未来社会に必要な価値観」について投票できるようになっています。
映像を観たあとに、ちょっと考えてみるきっかけになる仕掛けです。



ブルガリア館の外に掲げられた「България」の看板。
館内では、ブルガリアがキリル文字の発祥地であることが紹介されていました。
ロシア語やウクライナ語など、今も多くの言語で使われているキリル文字。

「Bulgaria」と書いてあるはずなので、なんとなく読めそうな・・・
いや無理やん!!Aしか読めんやん!!

今度「スラヴ諸国」のパビリオンへ行く時は気にして見てみようと思います。


『ハンガリー館』


こちらは、ハンガリー民謡の生歌唱で大人気のパビリオンです。

この日は1時間待ち・・・の待ち列にすら入れず、まずは待ち列の再開をお向かいのベンチで待つことに。
しばらくして再開され、私も並ぶことができました。
しかし、展示内容が「生歌唱」であるため、1回の入場者数が限られており、さらに1回転に約10分ほどかかるため、列の進みはとてもゆっくりでした。



ハンガリーは内陸国ですが、この建物の南国風の外観には違和感がありました。

約3万5500枚の植物由来の短冊状の膜材「ひらひらシェード」が、葉のように揺らめき、森を表現しているそうです。
「一枚も落ちてないんですよ」と、スタッフさんがちょっと得意げに教えてくれたのが印象的でした。



館内には、積層ガラスを用いた幻想的なアートがありました。




こちらは、歌唱ホールの入り口頭上にあるガラス装飾です。
グラスなのかなと思ってのぞいて見ていたのですが、実はスズランのモチーフなのだそう。

さて、この入り口では、このあと歌唱される「Tavaszi szél vizet áraszt(春の風は水を溢れさせる)」という曲についての説明をしてくれました。

この曲はハンガリーで最も有名な民謡のひとつで、愛や自然、再生をテーマにした詩的・古典的な歌なのだそうです。

説明してくれた方は、「古典的なので普段は歌わない歌だけど、ぼくは母の日に歌ったりしていたんですよ」と話してくれました。

それを聞いて、日本なら「ふるさと」や「さくら」などに通づるような曲なのかな~と思っていたところを、
“母の日に歌う歌かぁ・・・いや日本では歌わんなぁ”とふと気づき、
ハンガリーでは母の日にそのような歌を歌うのかと、豊かな感性をうらやましく妄想に浸りかけた頃――
ホールのドアが、静かに開きました。










歌唱時間は8分近くありましたが、「Tavaszi szél vizet áraszt」のメロディとしては3つ目の動画部分が一般的なようです。





ルービックさんはハンガリーの方なんだそう!

ルービックキューブといえば、某番組で流行っていた頃、
私も夢中になって、1分に迫るところまでは揃えられるようになっていたんです。

久しぶりに、またやってみたくなりました。




楽譜もありました!!
気になって手に取ってみたのですが、ちょっとお高くて、今回は見送ることに…。

でも、こうして記事を書きながらも、思い出してやっぱり気になります。
くぅ~😵 買うべきだったか・・・。



さて、4回目の万博訪問。
楽しみにしていた一日でしたが・・・

私は、フランス館のように待ち時間が長くても、列が少しずつでも進んでいく方が気が楽なようで、
同じ場所でずっと動かずに待つというのが、案外こたえてしまいました。
もともとこの日は、少し片頭痛の気配があったのですが、
そのせいか、じっとしているうちに症状が悪化してしまい……。

まだ夕方ではありましたが、無理せず、今回は早めに帰ることにしました。
また次回に楽しみを残して・・・。


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