2025年7月3日

安満遺跡公園で弥生人の心配をする

 


高槻市にある「安満遺跡公園」に行ってきました。
約2,500年前に開かれた弥生時代の大規模な環濠集落跡で稲作文化の発祥地のひとつとされているそうです。

環濠集落と言えば奈良県大和郡山市の筒井エリアを思い出すのですが・・・




大阪に、こんなにだだっ広い弥生時代の環濠集落の史跡があるのですね~。すごい。



安満遺跡では、環濠によって居住域・生産域・墓域に分かれていたそうです。



弥生時代のおうち。残念ながら、中には入れませんでした。

徳島の吉野川SAにも弥生時代の竪穴式住居のレプリカがあって、中に入ることが出来るのですが、こちらはスケスケなので、万が一無人島にたどり着いた時のために、立て方の勉強をしておきました。😁



「安満遺跡公園 歴史拠点展示館」

この展示館は、旧京都大学高槻農場の建物をリノベーションしたもので、展示室も趣があります。



ぺったんぺったん、弥生人の足跡です。




ちょうどこの建物の真下を通る環濠から実際の地層を剥ぎとって展示しています。
2,500年前の“地面”の上に立つことができます。

画像よりは、結構高さ?深さ?がありました。





この遺跡から見つかった、煮炊き用や貯蔵用の土器のレプリカが展示されていて、触ることが出来るんです。

スクリーンに展示品をかざすと、AIの“長老”が道具の名前や使い方を教えてくれる・・・ついつい次々持ってみたくなる仕掛けもあります。

縄文時代の土器はいろいろ想像していると気絶しそうになりますが、弥生時代になると少し安心します。なぜでしょうか。



全体に農耕の道具の展示が多いのですが、こんな装飾品もあります。

こちらはレプリカですが、本物の出土品は、「高槻市立しろあと歴史館」や「大阪府立近つ飛鳥博物館」に収蔵されているようです。





いたるところに足跡がありますが、洪水の直後に田んぼの様子を見に来た2000年も前の人が残した足跡が見つかったんだそうです。

説明には「無事に逃げれたのでしょうか・・・」とありました。
いやホントに、無事に逃げれたのでしょうか、足跡の主さん、2000年後の人に心配されているよ~。


ところで、実は、この日は遺跡を見に来たのではなく、久しぶりにハンドメイドマーケット行ってみたいなぁ~と出かけてみたのでした。




思っていたよりも(いやネット情報よりも)出店者さんが少なくて、すっかり遺跡の方がメインになってしまいましたが、こんなかわいいコースターをゲットしました。

ちょうどデスクに冷たい飲み物を置く時期なので、毎日“かわいいなぁ”と思いながら使っています。

2025年7月2日

三田のアウトレットでお買い物

 高野山にて凍えるほど冷えたので、風邪をひくかと思いきや、意外と元気でしたので、次の日は三田のアウトレットへ出かけました。

前日の凍える気温とうって変わって、天気も良く暑めです。はぁ~😓

コロナ過から必要なものしか買いに出かけてなかったので、特に何もないけどぷらぷらとウィンドウショッピングするのは久しぶりです。

わりと人は少なめで、どの店もぱっぱっと見ていくことが出来ましたし、バッグなどは意外と定番物もあったりします。

と、思ったら次週からセールとのこと。なるほど。


私は特に買うつもりはなかったのですが、気になるバッグを見つけてしまって・・・、

何度か徘徊しましたが、えいやぁ!!っと買ってしまいました。




フェラガモのミニバッグです。

フェラガモは昔から好きで、最近出ている「HUGバッグ」の形もとってもかわいいなぁ、となんとなく思っていたのですが、最近新しいデザイナーに変わったとのこと。

「マクシミリアン・デイヴィス氏」就任当時はなんと26歳とのこと、ひゃぁ~若い!!




持ち手部分はガンチーニの知恵の輪タイプ。

荷物の出し入れの度に知恵の輪しないといけないし、小さすぎて荷物は入らないし、ハンドバッグとして腕に掛けたら痛いし・・・というところが気に入りました、笑。


ガンチーニ好きなので知恵の輪おもしろいし、荷物の選別の機会になるし、気を付けて持たないといけない感じが着物でも似合いそうだしね~。

と、いうか・・・

ファスナーが“がぁ~っ”て開くのでスマホやハンカチなんかは、意外と知恵の輪せずとも出し入れ出来そうです。
そして決め手は、今使っている長財布が余裕で入る!!!
長財布とスマホさえ入ればいいんです!!

金具部分は持ち方に気を使いますが・・・


このように肩ひもを付けれるので、斜め掛けもできます。
もうワンサイズ大きめのものは、ショルダー用の持ち手も付いてスリーウェイでした。

このバッグ、昨年秋のものと言っていたかな?まったく画像が見当たらないんです。
こちらもホーボーバッグのタイプになるらしいですが、やっと見つけたBUYMAでは上位機種の洗濯機や冷蔵庫が買えるようなお値段でした。

アウトレットでも、旧型洗濯機や冷蔵庫ぐらいのお値段がしました。

そう言えば、洗濯機や冷蔵庫も壊れかけなので、バッグなんて買ってる場合じゃないんですがね・・・。

とても気に入ったので、お仕事頑張ったご褒美ということにしました!




先日、国宝展に行った時に初出番!でした。

内ポケットはないのが少し残念かと思っていましたが、この部分にカードケースが2ポケットあるのが使いやすい!!
交通系カードとクレカを入れておけば、財布は入れっぱなしでも移動時にサッサッと出し入れ出来ました。

長財布・スマホ・キーケースに入れた鍵・ハンカチ・目薬やリップ等の小物・エコバッグ
がぴったり収まります。意外と入りますね。


ところで、少し遅れて娘から誕生日プレゼントをもらいました。




フェラガモ・ガンチーニが好きだと、買ったバッグをうれしがっていたら、娘は次のセールの週にも行くことが出来たのでと・・・えっえっ!フェラガモですよ!!

なんでしょうか・・・。




きれいな色にゴールドのガンチーニのついた、カードケースです!!

最初はミニバッグに合わせて、ミニ財布をと思ったようですが、私は財布には強いこだわりがあるので、カードケースにしたとのこと。

裏表と真ん中と5ポケットあります。
なんだかんだと、カードは多いですからこれはうれしいですね。

特に着物系はポイントカードが多いので、これひとつでスマートに「せんびる」も回れます!
と思いましたが、紙にハンコ押すタイプは、汚れちゃいそうでしばらくは入れられないですね・・・😖

2025年7月1日

金剛峯寺~奥の院へ 高野山③


蛇腹路

「三鈷の松」あたりからしっかりと雨が降り始めました。
それでなくても寒いのに、濡れてはたまりません。
早々に昼食にすることにしました。

高野山と言えば「精進料理」ですが、蛇腹路をでて金剛峯寺へ向かう途中の「和風レストラン 丸万」には普通にうどんや丼ものがありました。

いや~、ここでうどんが食べられたのは大きい!!

凍えかけていましたが、いっきに温まりました。


お昼を食べている間に、雨が止みました!!気温も少しだけ上がってきたように感じます。

真言宗の総本山金剛峯寺へ向かいます。





狩野派や千住博氏による美しい障壁画や、日本最大級の石庭、蟠龍庭(ばんりゅうてい)が見られます。

境内にの隅に水場があり、花菖蒲かカキツバタが咲いていましたが、ここから蛙の鳴き声が聞こえていました。
よく響く鳴き声だったので、カジカガエルか!!と思いましたが、鹿の鳴き声のようではありません。
「コロッコロッ」みたいな声でした。

高野山には、木の上で生活し卵を産みつけるというモリアオガエルという珍しい蛙もいるということで、すぐそこの見えそうな場所で鳴いていたのでかなり探しましたが、分かりませんでした。

池の上に張り出した木の上に泡状の卵塊を産み付け、雨が降ると泡が崩れ、中からオタマジャクシが水面に落ちていくという、なるほど・・・な産卵スタイル。
ちょうど繁殖期のまさに雨の降ったあとですので、鳴きたくもなりますかね・・・。


せっかく高野山にきたので娘たちの御数珠を新調しました。
お手頃なものから~いろいろと品数多く揃っています。
アベンチュリンと、珊瑚とそれぞれイメージにあったものを選んでいましたよ。
「高野山おでかけきっぷ」には拝観やお土産、飲食の割引特典がありましたので、お得に購入することが出来ました。





奥の院に向かう道中に、変わった狛犬がありました。

成福院の境内の一角にある「摩尼宝塔(まにほうとう)」です。
第二次世界大戦中、ビルマ戦線で亡くなった日本兵の慰霊と、アジアの平和・親善を祈念して建てられたとのこと。

中にはビルマ戦関係の展示もありました。

ビルマ戦と言えば日本文学の名作「竹山道雄氏」の『ビルマの竪琴』が知られていますが、竪琴の展示もありました。

「オーイ、水島!一緒に日本に帰ろう!」と呼びかける仲間に背を向け竪琴を弾く名シーンを思い出しながら、これがビルマの竪琴かぁと感慨深かったです。

地下には「体内巡り」があり、久しぶりの真の暗闇に、逆に目が覚めました。


いや、さすが高野山、どこでも気を抜いてられませんね!






さらに、道中・・・え?猫の蟇股なんですけど・・・。
丹生院、急に興味がわきますが、猫とのつながりは分かりませんでした。
徳川家とも丹生都比売大神とも小堀遠州とも直接の関係はなさそうです。

ちなみに猫の裏側の彫り物は対照的でびっくりします。



奥の院の入り口に到着しました。
ここからはお墓の道ですね。




お墓巡り・・・不思議なものですが、
そういえば、最近でも佐川で牧野富太郎の墓や、出雲で出雲阿国のお墓に寄ってみたり、お寺と言えばあっちこちでいろいろな人のお墓に行ってますね・・・。

いろんな歴史人のお墓を見ながら進むと、「中の橋」を渡ってすぐ、「汗かき地蔵」のお堂の隣に「姿見の井戸」というものがありました。

この井戸を覗き込んで自分の姿が水面に映らなければ、3年以内に命を落とすという言い伝えがあるとのこと。
ということで、3年ごとに覗きに来るという方もいるようですね・・・。



誰々の墓だね~と見ながら進んで行くと、奥の院につきました。





帰り道には、アリの墓もありました。







金剛峯寺と、摩尼宝塔、奥の院の御朱印です。

2025年6月30日

大門から壇上伽藍へ 高野山②

このお出かけの日は、5月末ですのでもう皆が半袖を着ていた頃でしたが、あいにくの雨予報でしたので、かなりしっかり目の上着を着ていたのですが・・・

高野山駅に着いたとたんに「さむ~~~い、寒すぎる!!」

とりあえずレインコートを即買いして羽織る者も・・・。


高野山駅からはかなりくねくねした道を大門までバスで移動します。




高野山の大門



高野山の総門ですが、1705年の再建とのこと。
弘法も筆の誤りということわざができたほど、卓越したと言われる書ですが、
「高野山」の扁額は、弘法大師・空海の書風を再現したものとされています。

左右に立つ金剛力士像は高さ約5.5メートルで、国内で2番目に大きい仁王像とのこと。
そこまでは大きく思えないのですが、そもそも大門が大きいのでしょうねぇ・・・。

普通は門の前の参道に町並みがあるので門前町というのですが、高野山は門の中に町並みがあるので「寺内町」と言うそうです。


門の前に気温が表示されてありましたが、「12℃!」
同日の大阪市内の気温は17.1℃~26℃とのこと。

寒すぎます!!

少し雨も降ってきました、まずはコンビニにて長袖のアンダーシャツを購入して着こみます!
コンビニ優秀ですね!!





壇上伽藍の中心に位置する高野山の総本堂であり、真言密教の聖地としての象徴的な建物、金堂です。

壇上伽藍の入口「中門」、こちらには、四天王がいるのですが、広目天の胸にセミ、増長天の胸にトンボが彫刻としてあしらわれています。





セミは「遠くまで響く声=仏法の声が遠くまで届く、見通す智慧」、
トンボは「前にしか進まない=一直線に進む意志、悪を退ける守護力」を象徴しているそう。

なるほど・・・と思いつつ、昆虫の意匠をあしらった仏像って他にあったかしら??と思ったら、中門は2015年に再建されたもので、こちらは平成の名仏師・松本明慶氏による新造とのこと。

・・・となると、四天王なんだから、持国天・多聞天にも虫のモチーフがいてもよかったのでは??
と思いましたが、他の2体とは雰囲気が違うので、新造されたのはこの2体だけなのかしら??



根本大塔、とっても大きいんです!!
日本初の「多宝塔形式」の仏塔とのこと。

堂内全体が立体曼荼羅として構成されており、仏教の宇宙観を空間的に体感できるとのことですが、今回はひとつひとつのお堂の中まで参拝している時間がないので、あきらめましたが、後から、ここだけは入っても良かったなぁと思いました。



三鈷の松

空海が唐から帰国する際、密教を広めるのにふさわしい地を探すため、三鈷杵(さんこしょ)という法具を空に投げたのですが、その三鈷杵が引っかかっていたのがこの松の木。
これを見た空海は「ここが密教の道場にふさわしい」として、高野山を開創したとされます。

私は幼いころに読んだ絵本の影響で、空海と言えばこのシーンを思いつくので、かなりシンボリックな松です。




金堂と、根本大塔の御朱印です。

薬師如来像と大日如来と書かれているはずです。


2025年6月29日

「天空」に乗ったよ 高野山①

万博の次の週、これまた絶賛雨予報の日に、「天空」に乗って高野山へ行ってきました。

弘法大師・空海が開いた、真言密教の根本道場にして、世界遺産にも登録された天空の宗教都市「高野山」

大阪メトロの駅で「高野山おでかけきっぷ」なるもののパンフレットを見かけて、
義父の傘寿のお祝いに良いのではと企画しました。

ちょうど高野山へ行きたかったけど・・・最近はデジタルチケットになって難しく感じていたそうです。

どうせならと「天空」に乗りたいね!となりましたが、便数が少ないので、朝6:20分頃から出発です。



「天空は」和歌山県の橋本駅〜極楽橋駅まで運行している、標高差450mの山を登る特別仕様の観光列車です。






自然を直に味わえる、デッキ部分もあります。




展望に特化した座席です。
予約席車両と、空きがあれば乗れる車両とがあります。
今回は、はりきって予約したので、良い席が取れました。
座席指定券は運賃とは別に520円必要です。

出雲大社で乗った一幡電鉄の列車もそうでしたが、豪華な列車ってワクワクしますよね~。





座席には蛙が隠れていました。

そういえば私の古い記憶では、高野山と言えば蛙。
登山道近辺の渓流に生息する蛙は、鳴き声が「鹿」に似てることから河鹿蛙(カジカガエル)と言われているそう、まだ聞いたことはない気がする・・・。





車内には記念スタンプがありました。
台紙も用意してくれています!!





「天空」では途中の見どころをいい感じにガイドをしてくれます。








「極楽橋駅」に到着です。
「天空」の乗車時間はおおよそ35分でした。

ここからは、ケーブルカーに乗り換えます。




高所恐怖症ですので、実は、ケーブルカーは車内の角度が苦手なんです。
“ひぃ~”となりながら、登っていきます。
“ぐい~~ん”とカーブしたりもします。

朝早くに出発しましたが、9:30頃にやっと「高野山駅」に到着です。

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