2024年10月23日

着物の収納方法

 もう増やさないつもりだったのに、また着物が増えてしまったので、ついでにSUNの着物の収納方法について書いてみたいと思います。


まず、一般的な婚礼タンスセットを買った際に、着物の収納もついたタイプのタンスを選びましたので、洋服ダンスの上部分に着物盆が3杯あります。




着付けが出来るようになるまでは、振袖も手元に持っていなかったので、祖母からもらった江戸小紋と、浴衣しか入ってなかったかと思うのですが・・・

ここに、着物が入っていない頃の記憶がないのです💦


今は持っている着物が3杯に収まるわけもなく、ここには振袖2セットと、浴衣、娘用の着物と、3軍の着物と帯を収納しています。
すぐ下の引き出しに、着付けの小物を収納しています。

洋服収納引き出しの上の部分になるので、かなり高い位置です。
出し入れには不安定ながらお盆ごと引き抜くか、踏み台に乗るか、適当に放りこむかということになるので、普段使いではないものを収納しています。


では、1軍の着物はというと・・・
昨年、とうとう桐のタンスを買ってしまいました。


洋室にもなじむ、すっきりとしたデザインで、引き出しもたっぷり6段あります。
だいぶ大きく見えているかもしれませんが、高さ80㎝くらいです。

これが、超便利!!

着物はここ!ってまとめておけるので、あちこちにあふれていた物がすっきりしました!




さらに、床は猫の毛やら埃やらでなかなか着物を広げられるスペースがないのですが、このタンスの天板で着物がたためるので、後片付けも楽なんです。


また、小さい引き出しに帯揚げと帯締めを収納しているので、ひょいひょいっと・・・







これじゃない、それでもないと、気軽にコーディネートを組むことが出来ます。

何気ないけどこれって、めっちゃ便利じゃないですか?!


いつもは、掃き出し窓側に置いているのですが、キャスターもついているので撮影のために照明の下へよく動かしています。



大きなたとう紙も余裕で入ります。
着物は何枚も重ねて収納したらダメだと聞いていますが・・・
だいたい一杯に5枚程度入れているかな。




たとう紙には、着物の特徴を書いた和紙の色紙を貼っています。

小窓があるたとう紙もありますが、たいていは奥側になるので、ガサガサやっていると偏ってしまって保管シワも心配ですし、最近は小窓がないものも多いんです。

パッパッパと探すためにこの位置に説明書きは必須です。

前は自分が分かればいいとシンプルに書いていましたが、最近は娘が見た時のための説明を書くこともあります。

ちなみに、たとう紙は入れ替えることもあるので貼ってはがせるノリで貼っています。



使っている色和紙は、12年も前に津和野で購入したものです。
故郷、土佐をはじめ全国に和紙の産地はあり、見るとついつい買ってしまうのですが、この色和紙はよく使ってる方だと思うのですが、こうしてみると全然減ってませんね。


購入したのはこのタンスです。気になった方はぜひのぞいてみてください。
高見えすると思いませんか?

2024年10月22日

ぜんまい紬 ゲットしました!

節約生活をしなきゃ!と思った矢先に、また着物を買っちゃいました。


先日”なんばウォーク”を歩いていたら、「たんす屋」さんができていたのです。

”なんばウォーク”は毎週のようにウロウロしていますが、あまり通らない方側だったので気付きませんでした。

店頭展示の訪問着の着付けがカッコよかったので、どんな感じのお店か見てみようとしたら・・・

ぱっと、ぜんまい紬らしい着物が目に留まりました。



過去に行ったことのある催事でぜんまい紬を見て、いいなぁと思っていたんですよね~

山菜のぜんまいの綿を緯糸に混ぜて織られており、先染めした経糸だけでなく、緯糸にもところどころにぜんまいの綿の節など独特な風合いが出るのが特徴です。

ぜんまいの色に合わせたような渋めの色合いの物が多いのですが、これはカラフルな色に染めた経糸が目立つ明るい色合いで、しかもなんと仕付け糸付き未使用のようです。

これはいいな!欲しいな!と思ったのですが・・・


今度は・・・お店の方がいない。
(方やしつこい営業のお店がある一方でと言う意味です・・・)

いや、いるにはいるのですが・・・営業の方ではないのか事務方っぽい作業をされている・・・。

きっと声をかけても、裄とか品質とか分からないんじゃないかな~と思い。

そうだ、節約生活だった!とあきらめて帰ろうとしたら、ぞろぞろとお店の方が戻ってきました。
たぶんランチにでていたのでしょうか。

あれ?!見知った顔が!!

実は、なんばで「たんす屋」さんと言えばマルイの近くの”なんなんタウン店”があるのですが、最近”なんばウォーク”へ移転してきたとのこと!!

いつもの話の合う方ので、話ははやい。
「いけるよ~。間違いない!」と
サイズや合わせる帯の色ののり方など、ちゃっちゃっちゃっと確認していきます。



そして八掛の色がいい!!今度はこんな色の八掛がいいなぁと思っていたのです。
春の芽吹きの頃に、若草・・・よりは渋めですがこんな色の八掛を忍ばせて、ぜんまい紬ってぴったりじゃないですか?!
秋も、深みゆく緑で良き!!

良い仕立てなんですよね~。
まさか未使用でリサイクルに出されるとは思ってなかっただろうなぁ。


そして私はチェックしておりました。
オープン記念”小紋30%off”の張り紙を!!

16,000円程度の値札が付いており、30%offで11,550円となりました。
これは、買いますよね!!

ちなみによく覚えていませんが、催事の際は反物だけで20~30倍していたと思います。





最近はぜんまい紬を作っているところも少なくなってしまい特にレアもの扱いのようです。
証紙はないのですが、画像を検索してみると、これは米沢の「紅花の里工房」の草木染のようです。



そして、先日シンエイさんで買った、きれいな色だけどいまいち似合う着物がなかった”鹿と紅葉の帯”がピッタリのります!

かわいいなぁ。



そして、気に入っているのに、どーしても出番がなかった、”蜘蛛絞りの切りばめの帯”もカッコよくのる!!




こんなに私好みなのにね・・・。
紬の帯ってなんだか存在感があるんですよね~。

2024年10月21日

親子で楽しめる着物の魅力 

下賀茂神社参拝の続きです。

下賀茂神社への参道は、キンモクセイの香りでいっぱいで(全く見えないのですが)、緑といい香りに囲まれ、とても癒しになりました。




姉娘も華奢なので着付けは難しく、今回は帯の位置に苦労しました。
帯も昨日、私が歌舞伎に締めていった同じ帯です。




更紗の地模様に、ぐるぐると織模様が入った帯で、着付けを習う前に買った帯です。
何も知らないまま選んだのですが、西陣の老舗メーカーのものらしく、ほどよい硬さで
形が作りやすく、何にでも合うし一番出番の多い帯です。


帯揚げは先日いち利さんで買ったくすみカラーのものです。
これも歌舞伎の際に私も合わせたものです。
この着物にピッタリじゃないですか?
私はなるべく帯揚げは帯に押し込みますが、娘は若いので多めに見せてみました。

この帯揚げ!ボリュームが程よくでて使いやすい!!

帯締めは私は襟秀さんのこげ茶の方で、娘はキラキラ緑にしました。
キラキラ緑はびしっときまるのですが、こげ茶の方はわりと柔らかめでちょっとコツをつかむまでは締めにくいかもでした。





洋服はサイズも世代感もターゲットが絞り込まれていますが、着物は許容範囲が広いのが本当に魅力ですね~。



そして帰り道、鴨川デルタの橋から見える・・・あれは!!


大文字!!


先日のハイキングでくじけた姉娘が感慨深く撮影しています。(笑)
大文字での本気くじけ記事はかなり控えめに書きましたけど本当に大変でしたから・・・




急遽過ぎたので、この日は私は着物では出かけなかったのですが・・・
今は衣文かけに、何枚も着物や帯ががかかってカオスです。


2024年10月20日

下賀茂神社に”まんが御朱印”がありました

三連休最後は、急遽、下賀茂神社へ行ってきました。

姉娘が京都なら着物で出かけようかな~と言うので、昨日着た着物を今度は娘に着付けました。




下鴨神社といえば、「水みくじ」です。
境内を流れる御手洗川に「水みくじ」を浸します。

昼過ぎに思い立って出かけたので、間に合うか焦りましたが、下賀茂神社は17時まで開門しているのでなんとか間に合いました!!

このあと、相生社のおみくじもひいたのですが、娘曰く”ここのおみくじはいつも私には辛口”なのだそうです・・・残念💧


下賀茂神社は摂末社も人気で・・・

縁結びの「相生社」




「連理の賢木」二本の木が一本に結ばれたこのご神木は4代目とのこと。
代々糺の森に生まれるとのことで不思議です。



「河合神社」

御祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)で、玉のように美しかったことから日本第一の美麗神とされ、手鏡の形をした鏡絵馬に、理想の自分の姿を描いて美人祈願をするのが人気となっています。





なんと河合神社の境内にあるはずの鴨長明ゆかりの方丈庵がなくてびっくり!!

この看板、どこに移設?の説明がない!
ネットにもなかなか見当たらないのですが、糺の森に移設計画の記事をみました。
まぁ、森の中にある方が馴染むでしょうが・・・


2022年4月に参拝したときの方丈庵




もう、閉門ぎりぎりですが、まだまだたくさんの参拝者がいます。


ここには着物姿の女子がたくさんいます!!
色違いで同じような着姿だったり半幅帯だったりするので、たぶんレンタル着物だと思われるのですが、いっときのペラペラレンタルと違って、良さそうな生地や、レースなどの凝った着物に、お洒落な帯結び!
華やかでいいですね~😍



下賀茂神社の御朱印は前回ももらったので、今回はベルサイユのばらの池田理代子の御朱印を頂きました。

相生社 池田理代子の御朱印

紫式部だそうです。
物語を書き始める前に思案している姿だそうです。



河合神社 池田理代子の御朱印

こちらは河合神社の御朱印、玉依姫です。
娘がもらった分です やっぱり私ももらえばよかった・・・


紫式部と相生社とどんなつながりが?と思ったのですが、下鴨神社を囲む「糺の森」は数々の古典文学に登場し、紫式部の源氏物語にも登場します。
源氏物語は様々な場所が舞台となりますが、その中でも現在、平安当時のそのままの姿を残すのは「糺の森」と葵祭のみとなり、下鴨神社は世界最古の恋愛小説の聖地と言われるとのことです。

”文化を守り育てる神社”として日本文化を感じてもらうことを目的に池田理代子氏に絵を、マーヤ・ワカスギ氏に書の”マンガ御朱印”制作の協力を依頼したということでした。

う~ん 理屈は関係なく、パッと見て、池田理代子の御朱印いいですよね~。

そんなこと言いだしたら、他にも書いてほしい漫画家さんがいっぱいいるのですが・・・
初穂料は各1000円でした。 


2024年10月19日

市川團十郎襲名披露 初めての歌舞伎へ

昨日は大阪城の薪能でしたが、次の日はなんと歌舞伎へ行きました。

初めての歌舞伎です!



「十三代目 市川團十郎白猿襲名披露」 「八代目 市川新之助初舞台」
2022年から巡って大阪松竹座が大トリとのことでした。

道頓堀の有名なグリコの看板近くで、この辺は、しょっちゅうウロウロしていますが、
あっ!松竹座の入り口がすごい!成田屋仕様、襲名披露に化粧されています!!







演目がまた良くて連獅子!です。

歌舞伎は何もわからないので何も語れませんが・・・
(いや、お能も何も知らないのでどれも何も語れませんが💦)

  1. 義経千本桜 鳥居前
  2. 一条大蔵譚 奥殿
  3. 口上
  4. 連獅子

「義経千本桜」は、はからずも、昨日見た「二人静」と通ずる演目です。
「二人静」は義経と静御前は雪の吉野山で別れていますが、こちらは伏見稲荷の鳥居前で別れていました。

アクロバットだなぁ~と見ていました。


「一条大蔵譚」はちょっと全体の理解は難しかったのですが、ところどころで松本幸四郎が志村けんになるんです!面白かったです。


楽しみだった「口上」はとにかくかっこいいのと、かわいいのと。
こんな感じなんだ!と初めて知りました。
たぶん、大阪バージョンでウケもねらっていたのじゃないかなぁ~と思うようなところもありました。


「連獅子」
これはもう知らない人はいないのじゃないかと言って過言はないかと・・・
いろいろな機会や映像などでも目にすることはありましたが、通して見たのは初めてでした。
獅子物にはいろいろあるそうですが、親子獅子はそのまんまでいいですね。

とにかく、勸玄くん改め新之助がかわいい!!
かわいいのだけれども、とてもしっかりしていて驚きました。

こうやって成長を見ていくのだと思うと、歌舞伎が人気があるのがよくわかりました。
客席との掛け合い感があるのですね。

これは、楽しい。


さて、本日も着物を着ましたよ。




この日のためにあるような、連獅子に牡丹の撫松庵の小紋の着物です。

歌舞伎と言えば着物警察の本場みたいなイメージでこわいのですが、演目と同じものを着るのが無粋かどうかわかりませんが、この日は貸し切り公演だったので、そこまでガチではないだろうと着たい着物を選びました。

ネットで調べてみると襲名披露はめでたいので訪問着など華やかなものを着ると載っていましたが、大阪だからか着物の人はそこまで多くはなく着ている方も紬や色無地(に見える感じの物)などが多かったです。


いろいろと気になるグッズがありましたが、お祝い特別パッケージの坂角のゆかりがありました。
海老だけにやはり応援されているのですね!!




歌舞伎は、何も知らなくても楽しむことが出来ました!!
伝統芸能なのに古典というよりは今も観劇の感じに近いのですね!

このブログの人気記事