Instagramで見かけた絵が気になりすぎて、先日見に行ってきました。
フジイフランソワ氏の「ムスヒ の つれ つら なり なり」展です。
鹿です!!
フジイフランソワ氏を知らなかったのですが、
神職の資格を持ち、雅楽奏者でもある日本画家だそうです。
古典絵画を引用しながら、動植物や昆虫、八百万の神、付喪神、髑髏、妖怪などをモチーフに日本の伝統絵画と現代の技法も交えた絵画を描いているそう。
YouTubeで対談の様子を見ましたが女性でした。
”展覧会タイトルにある「ムスヒ」とは、天地や万物を生み出す神のこと。
伊藤若冲や四条円山派などの江戸絵画を引用し、八百万の神々や妖怪、日本書紀の神話などをモチーフにした絵画は精緻でありながらユーモアを含んでいる”
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「オオゲツヒメノカミ」 |
もうこの感じ好きです!!!
こんなにモリモリな姿ですが、私にはほんの一部を描いた姿のように見え、まだまだ無限の広がりを感じます。
この蹄のあたり、まさにシシガミ様のよう。
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「オオゲツヒメ」 |
あら、こちらは、カミになってません。
まだ若かりし、なのでしょうか。
たしかに、ユーモアを含んでいますね。
いや~~好きだなぁ。
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「いわなが」 |
假屋崎省吾もびっくりのボリュームです!!
材料を見るとキラキラした箔に見える部分も絵の具で塗っているようです。
そういえば材料でまず目についたのが、私の好きな「ルイボスティー」
たぶん、紙のアンティーク加工に使っているのかなと思うのですが、エンジンオイルなんてものもありました。
こちらは汚しに使ったのかなぁ・・・。
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「ヤマサチヒコ」 |
ハートのお尻が可愛い。
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「コノハナサクヤ」 |
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「このはなさくや」 |
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「このはなさくや」 |
咲き栄えていますね~。
奈良公園にこんな表情の鹿いるいる。
大きな絵の迫力と、悠久の静けさに夜を感じて、東山魁夷の「花明かり」を思い出しました。(最初に目がいったのが青だったからかもしれません)
桜が神秘的だと、すべて西行法師の
「願わくは花の下にて春死なん その如月の望月の頃」の歌が思い浮かぶので
共通の神秘さを感じたのでしょうか。
写実的な絵が好きなので、西洋画が好きですが、やっぱり日本画もいいですね~。
そしてやっぱり鹿がいいですね~。
続きます。