2025年3月3日

フジイフランソワ「ムスヒ の つれ つら なり なり」展へ行ってきた ③

 今回の展覧会は・・・

ラグビーで有名な花園にある「東大阪市民美術センター」で、なんと無料公開でした。

人がいない間に撮影できるぐらいに、見学者はまばらでしたが、一応、順路があったので、一度では見足りず、2周しました。






ちょうど、ラグビーのイベントも行われていました。


とてもとても図録が欲しかったのですが、今回は販売がなく、販売していた絵葉書も、私たちが行ったのはもう最終日に近かったので、今回の展示のあった絵の絵葉書は全て売り切れていました。




この日は、近くの和菓子屋さんで、コラボ和菓子が販売されていたので、買ってきました。

「わんころ」と「うさみかん」です。














笹の葉にくるまれたわんこのしっぽがくるんと見えています。
みかんに隠れたうさぎもかわいい。



「わんころ」のお顔側はこんな感じになっていました。


ほんとに、和菓子って食べるのがもったいないのですが、そんなころも行っていられないので、すぐに食べました。


抹茶入りのこなしも、ジャム入りのきんとんも、しっかり個性的な味がしておいしかったです!!


2025年3月2日

フジイフランソワ「ムスヒ の つれ つら なり なり」展へ行ってきた ② 

 「ムスヒ の つれ つら なり なり」には”鹿”以外の展示もたくさんありました。


「百の一足らぬものたち」


「付喪神ー弐」

「一服しんぜえもん」


付喪神といえば「しゃばけ」を思いながら見ていました。
それぞれのキャラ感がイメージできてかわいいですね。



「からすうり かえるで」



かえるのお手てと表情がかわいい。


「鶏頭」



伊藤若冲感ありますか?

もう、それぞれの個性がいい感じすぎて、この絵もずっと見てました。


「威を借る猫」


いろいろな威?を借りてますね~
鹿になってるコもいます。


和菓子シリーズがありました。








ちょっと怖いながらも、クスッとしてしまいます。


続きます。


2025年3月1日

フジイフランソワ「ムスヒ の つれ つら なり なり」展へ行ってきた ①

 Instagramで見かけた絵が気になりすぎて、先日見に行ってきました。

フジイフランソワ氏の「ムスヒ の つれ つら なり なり」展です。

鹿です!!






フジイフランソワ氏を知らなかったのですが、
神職の資格を持ち、雅楽奏者でもある日本画家だそうです。
古典絵画を引用しながら、動植物や昆虫、八百万の神、付喪神、髑髏、妖怪などをモチーフに日本の伝統絵画と現代の技法も交えた絵画を描いているそう。
YouTubeで対談の様子を見ましたが女性でした。

”展覧会タイトルにある「ムスヒ」とは、天地や万物を生み出す神のこと。
伊藤若冲や四条円山派などの江戸絵画を引用し、八百万の神々や妖怪、日本書紀の神話などをモチーフにした絵画は精緻でありながらユーモアを含んでいる”


「オオゲツヒメノカミ」


もうこの感じ好きです!!!

こんなにモリモリな姿ですが、私にはほんの一部を描いた姿のように見え、まだまだ無限の広がりを感じます。




この蹄のあたり、まさにシシガミ様のよう。




「オオゲツヒメ」




あら、こちらは、カミになってません。
まだ若かりし、なのでしょうか。
たしかに、ユーモアを含んでいますね。

いや~~好きだなぁ。



「いわなが」




假屋崎省吾もびっくりのボリュームです!!

材料を見るとキラキラした箔に見える部分も絵の具で塗っているようです。

そういえば材料でまず目についたのが、私の好きな「ルイボスティー」
たぶん、紙のアンティーク加工に使っているのかなと思うのですが、エンジンオイルなんてものもありました。
こちらは汚しに使ったのかなぁ・・・。


「ヤマサチヒコ」


ハートのお尻が可愛い。


「コノハナサクヤ」

「このはなさくや」

「このはなさくや」



咲き栄えていますね~。

奈良公園にこんな表情の鹿いるいる。

大きな絵の迫力と、悠久の静けさに夜を感じて、東山魁夷の「花明かり」を思い出しました。(最初に目がいったのが青だったからかもしれません)
桜が神秘的だと、すべて西行法師の
「願わくは花の下にて春死なん その如月の望月の頃」の歌が思い浮かぶので
共通の神秘さを感じたのでしょうか。


写実的な絵が好きなので、西洋画が好きですが、やっぱり日本画もいいですね~。
そしてやっぱり鹿がいいですね~。

続きます。

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