2026年10月13日

東京出張行くとこうなる記⑥ “カフェに集う芸術家”展 三菱一号館美術館へ

さて、前回の記事で東京駅へ向かいますと書きましたので、「ああ帰るのね」と思われたかもしれませんが、いやいやここからが本番です。

せっかく東京へ行くので、関西へ巡回しない気になる美術展はないかと調べてみたところ、目に留まる文言がありました。

「“カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」



先日は「青いターバンの少女」の青に魅入りましたが、
今度は「赤い服の物憂げな女性」の赤ですよ。



しかも前から行ってみたかった「三菱一号館美術館」で開催されています。

三菱一号館美術館は、東京駅の丸の内南口から徒歩5分という抜群の立地で、日本のビジネスの中心地・丸の内にあります。

しかも、地下通路を使えば駅直結で、とても便利です。

行きは迷いませんでした。(帰りは迷いました、なぜか……)


東京駅のすぐそばにあって、ぱっと見は東京駅舎と見まごうようなたたずまいですよね。

さぞ古い建物かと思いきや、ここは2010年に復元再建された美術館なのだそうです。

もともとは1894(明治27)年、三菱が丸の内に建てた最初のオフィスビルで、

設計は鹿鳴館などを手がけたイギリス人建築家ジョサイア・コンドルだそうです。

19世紀後半のイギリスで流行した「クイーン・アン・スタイル」というビクトリア朝の建築様式が取り入れられており、

老朽化で1968年に一度解体されたものの、2010年にコンドルの原設計に沿って当時の姿へ忠実に再現されたのだとか。

予備知識なしで訪れましたが、内装がやけに綺麗だと感じたのも納得です。







この中庭の広がるゆったりした空間で、“カフェ”に集う芸術家の展示が行われるのは、ぴったりですね。



さあ行ってみましょう。








アルフレッド・シスレー
《サン=マメス》


今回の展覧会で、最初のエリアを爽やかに彩って、パッと目を引いたのが、
アルフレッド・シスレーの《サン=マメス》でした。

外観にぴったりのマントルピースが展示の一部になっています!
家の中に飾られる絵であるイマージがわきます。


第1章のエリアは「カフェを描く――リアリズムから印象派へ」というテーマ。

19世紀後半、当時のアカデミズムが重んじた歴史画や宗教画ではなく、身の回りの「現代生活」や「都市の風景」をありのままに描こうとした画家たちの作品が並んでいます。


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《パリ、トリニテ広場》


ベルト・モリゾ
《黒いドレスの女性(観劇の前)》


エドゥアール・マネ
《バラ色のくつ(ベルト・モリゾ)》

あ!この二つの絵!

昨年の出張で国立西洋美術館の「オルセー展」を見たときに、
マネが描いた黒いドレスを着たモリゾの絵を見た後に、
モリゾが描いた黒いドレスの絵を見たので、
モリゾの絵が自画像かと勘違いして頭がバグった話。

前は別々の展示でしたが、
今回は、その二つの絵がそろって並んでいます。

これで言いたかったことは伝わりましたでしょうか?

ちなみに、マネの絵は《バラ色のくつ》なので、
本当は靴に注目すべきなのでしょうか・・・

前回の出張が気になった方は⇒こちら (記事が長いので終りの方です)



混乱するにゃん




エドガー・ドガ
《赤い服の踊り子》

ドガといえば白いチュチュのイメージが強かったのですが、この絵は「赤」とのこと。

しかし、赤いか?
画像でもそう思っていましたが、実物を目にしてもやはりそう思って見てしまいました。

でも存在感は抜群で、ひろしま美術館の宝のひとつなのは間違いない。

しかも今回は《バラ色のくつ》《パリ、トリニテ広場》、ピカソ《酒場の二人の女》などなど、
ひろしま美術館の“エース級”がごっそり東京に来ていました。

展示を見進めていくうちに、後半で
「ひろしま美術館、今空っぽなんじゃないか」とつぶやている人がいて、
あまりの至宝の出張ぶりに、本当にそうかもしれないと心配になりました…。


エドガー・ドガ
《右手で左足をつかむ踊り子》

向こう、今ほんまに静かかもね~




つぎいくよ~

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