2025年9月21日

「ベトナム館」 万博㊳

もうひとつ、ずっと気になっていたパビリオンがありました。「ベトナム館」です。

ネパール館と同様にオープンが遅れていて、なかなか入れずにいましたが、ようやく開いたときには話題となっていました。

その際に、「水上人形劇」の映像を見て、ぜひとも見てみたい!!と思ったのです。




お向かいにベンチがあるので、並び列の再開待ちはしやすいのですが、再開はヌルっと始まり、その際に並べる人数も限られているため、気を張っていないと目の前で待っていてさえ、たまたま通りかかった人たちに越されて並び遅れてしまいます。




無事に待ち列に並び、少し待つと館内に入ることができました。
けれど、この日はすでに「水上人形劇」の上演が終わってしまっていました。



残念です・・・。
私、人形劇が好きなんですよね・・・。

心残りだったので、翌日もチャレンジしてみたのですが、「水上人形劇」を観るには、どうにもタイミングが難しくて。
普段は待ち時間も少ないベトナム館ですが、上演のあるタイミングになると、人が動かないので入館自体が一時ストップになるようで、
1時間ほど待ってようやく入館しても、次の回の上映まで狭いスペースで待つ……という状態に。
しかも、案内の加減は館内スタッフの塩梅で日によって違うとのことでした。

結局、もう一生、観る機会はないのかもしれないなと思いながら「水上人形劇」は諦めました。



ベトナムには「工芸村」と呼ばれる、地域ごとに特定の工芸品づくりに特化した伝統的なコミュニティが多数存在しているそうです。
「一地域で一技術を極める」その仕組みは、日本の「職人町」や「産地」にも通じるものがあり、雰囲気が感じ取られます。








そういえば、ベトナムの干支には「猫」がいるそうですよ!

諸説ありますが、ベトナム語で「卯(Mão)」が「猫(Mèo)」に近い音だったためだそうです。

日本と違う動物は他にもあって、
牛→水牛 羊→山羊 亥→豚 と置き換わっているようです。
いずれも、ベトナムの暮らしの中でより身近にいた動物だったためのようです。

それでいくと……辰は?龍も身近にはいないだろう?と思いましたが、
むしろ、ベトナムでは龍は王や神聖さの象徴として、日本以上に大切にされている存在のようです。なるほど。



「悪魔の実」がありました。

館内のカフェも人気が高く、賑わっていました。
最近、近所の商店街にはベトナム料理屋さんが増えて、バインミーなどはいつでも目にしているので、今回は立ち寄りませんでした。



グッズコーナーはいろいろと気になるものがありましたが、今回は眺めるだけで満足してしまい、何も購入せずでした。

万博会場を歩いていると、ベトナム版“菅笠”をかぶっている人がチラホラいるのですが、涼しそうに見えるんですよね。

ベトナムのランタンが描く光の風景には、日本の提灯にも通じる懐かしさがあり、見ていて落ち着く華やかさが漂っていました。


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