2024年9月12日

八重垣神社 出雲⑦

神在月の出雲大社参拝という大仕事(笑)を終えたので、二日目はのんびり松江観光です。

まずは、現存12天守、国宝に指定された松江城へ!と思うところでしょうが、実は2020年9月に登城したばかりだったのです。

そこで前回は日帰りだったので気になりつつも行けなかった「八重垣神社」へ行きました。

JRの松江駅からバスで20分ぐらいです。
便数は多くないので帰りの時間もチェックが必要です。

「八重垣神社」はヤマタノオロチを退治した素盞嗚尊(スサノオノミコト)と『国の乙女の花』と歌われたほどの美しさであったといわれる稲田姫命(イナタヒメノミコト)が結ばれた地と言われており、縁結び、夫婦和合の神社として知られています。

八重垣神社にふさわしく、ここには「連理玉椿」「乙女椿」「子宝椿」の名を持つ3本の夫婦椿があります。

まずは、鳥居のお向かいに連理の玉椿が。


連理椿とは、元は2本の木だった椿がくっついて1本の木になるものです。
葉にも連理がおきるようで、年によってはハート型のような葉も現れるそうです。
夫婦愛の聖地は葉っぱまですごいですね!



































狛犬もかつて見た事がないぐらいの、歴史を感じます。



八雲立つ

出雲八重垣 妻隠めに 

八重垣作る

その八重垣を


樹なつみ氏の「八雲立つ」という漫画が大好きなので、歌碑にも盛り上がります。

オロチの餌食にされようとしていた姫をスサノオノミコトが八重垣を築いて隠し守った。
情景が思い浮かぶドラマチックないい歌ですよね。

素盞嗚尊と稲田姫命は今と同じような結婚をした初めての神様と言われ、この地は結婚式発祥の地と言われています。

 

鏡の池の縁占い


道路を渡った奥の院にはお隠れになった稲田姫命がその姿を映していたと言う鏡の池があり、この池で縁占いができます。

まず、社務所で1枚100円の占い用紙を購入します。



池に占い用紙を浮かべ、硬貨(十円または百円)をそっと乗せて、早く沈めば縁が早く、遅く沈むと縁が遅く、近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があると言われています。



水占いは各地にありますが、縁結びの神聖な池での占いなのでより神秘的な占いに、みんな真剣に一瞬も目を離さず見守っていました。

数秒で沈むものあり、わずかな水の動きがあるのか急に遠くにいくものもあり、戻ってくるものもあり…

たしか2.3分程度でそこそこ近くで沈んだ・・・と思います。
気になるのは娘の占い結果ですが・・・そ、そこそこ早く沈みました。
1年近く前の記憶なのでお互い自分の方が早く沈んだ!と言っています。

水が澄んでいてイモリもチラホラ水面まで出てきていました。


奥の院の入り口にも夫婦椿がありました。


御朱印







2024年9月11日

出雲をあとに 出雲⑥

出雲と言えば「ぜんざい」の発祥地だそうです。

神在月に「神在祭」と呼ばれる神事が執り行われ、その祭りの際にふるまわれたのが「神在餅(じんざいもち)」その「じんざい」が出雲弁でなまって「ぜんざい」となったといわれているそう。

そこそこ遅い時間なので神前の通りはもう閉店しているところも多く、まだ開いていた出雲大社の鳥居前「ご縁横丁」のお店に入りました。



おいしかったのでお土産用にも買って帰りました。


「ご縁横丁」に気になるお店がありました!
「まがたまや雲玉」

悩んで悩んで、ヘアゴムを作りました。


右のラピスメインが自分用、ピンクが娘、水色がお土産です。
出雲らしく、勾玉も選ぶことが出来ました。
大阪の店員だったらイラつかれそうなぐらい(いや勝手な偏見ですが)悩みまくって作ったのですが、こちらでは終始色々教えてくれながら気長に対応してもらえました💦



さて、数カ月も前から探していましたが、神在月の出雲には宿はありませんでした。
人気の宿などは一年以上前から予約するそうですよ。
松江まで戻ります。

ちなみに、神在月は全国の神様が出雲に集まるから「神在」なので、神様がいなくなる全国は神無月といいますよね。
神無月は10月のことなので、単純に10月が神在月かと思っていましたが、旧暦に合わせて毎年違うんですって。
2023年の神在月の期間は 11月13日 から12月12日でした。
2024年は11月1日 から11月30日とのことです。
そのなかでもやっぱり行くなら神迎神事ある11月10日と、その翌日からの1週間11月11日~11月17日の期間ですよね。

わたしたちも、神様をお迎えしている間に行きました。


さて一幡電鉄出雲大社前駅に戻ってきました。
朝見た駅舎ですが夜はステンドグラスがこんなにきれいに、レトロな雰囲気。




帰りに乗った車両が、どんな豪華列車だ!!っていう車内で・・・
ちょっとした個室空間になっているところもあったり、ゆったりくつろげそう・・・なのにたった4駅の区間しか走らないんですよ!!
すぐに乗り継ぎ駅に着いちゃいました。




松江では駅近のビジネスホテルにしたので、夕食は駅の周辺で取る予定でしたが、予約もしていないのでパッと目についた居酒屋に入りました。

山陰の居酒屋はまた一味違うだろうと思ったのです。
やっぱり刺身5点盛りはいっとくよね、うん?ヤガラってなんだろう・・・



わ~~お!!すっごい豪華!おいしそう!!

一応でてくるまでにヤガラの特徴的な姿かたちと、高級魚だと言うことは調べていましたが、大阪に帰って聞いてみると、ヤガラは知る人ぞ知る魚だそう。
それっぽいキャラが某人気アニメに出てくるのでぱっと分かる人も多いのかも。

どれもおいしかったです。


出雲旅は明日へ続く・・・

2024年9月10日

大黒様とウサギたち 出雲⑤

神楽殿の大きな注連縄




これはもう、実際に見てみないと迫力は伝わりませんよね。
この大きな注連縄があるのは拝殿ではないんです。

出雲大社は30年ぶりなのですが、この注連縄のニュースを見る度に当時のおぼろげな記憶と一致しなくてなぞだった配置が解明出来ました。


みつけたウサギたち



因幡の白兎のエピソードです。

大きなふくろを かたにかけ
大黒さまが 来かかると
ここにいなばの 白うさぎ
皮をむかれて あかはだか

小学校で習ってよく歌いました。

大黒様(大国主命)は心優しき苦労人ですよね。




SUNの自己紹介画像は今はこのウサギです。
こっちのハートを持ったウサギと迷ったのですがどちらも可愛すぎですよね💕





どれもかわいくて、ぜ~~んぶ撮っちゃいます。

御朱印と御朱印帳



出雲大社

出雲大社 神楽殿






御朱印帳は2種類でした。
私が、濃緑で娘が白を選びました。


さぁ、帰ります。
うそです、泊まります。



参拝前に取り忘れた参道・・・帰りなので登ってます。



2024年9月9日

出雲大社参拝 出雲④

 神在月の出雲大社の拝殿です



拝殿もすごい迫力でかっこいいですね。

出雲大社の参拝方法は『二礼四拍手一礼』です。
境内の全ての社が四拍手なのでお忘れなく。

あれ?さっきの祓社はどうしたっけ?あやしい・・・💦
娘に確認すると、ちゃんと四拍手してたとのことです。
良かった、ちゃんと清められている。


拝殿の両側には「十九社」という神様がお泊りになられているホテルがあります。
お迎えしているこの時期だけ扉が開いているのですが、すみません💦画像は削除したようです。
お供えのお酒もいっぱいあってね・・・撮ったのですがね。
普段なら参拝を端折ってしまうかもしれない「十九社」もこの時期は参拝待ちがずらっと並んでいました。

 本殿正面



本殿正面。
実はご祭神の大国主命は正面ではなく西を向いているとのこと。
こちらへは軽くご挨拶。




ぐるっと回って、こちらが御本殿、の裏側。
大社造りの社は迫力!😍


素鵞の社で砂を交換



その向かい、御本殿を背後から見つめる北側にあるのが「素鵞の社(そがのやしろ)」で、ここで先程とってきた稲佐の浜の砂と交換できるのです。




ここにはスコップがありました。

ペットボトルに詰めている人も・・・
濡れた砂を入れるのはなかなか難しそうでした。
やはり袋&ジップロックは必須です。

素鵞社の裏には禁足地である八雲山があります。
神社が建築される以前の古代においては、海から山を拝んで、この八雲山が祭祀の場、磐座(いわくら)であったと考えられます。
つまり八雲山は出雲大社の本当の御神体と言えるのですが、そのご神体に触れることが出来る場所なんです。

超絶!!パワースポットです!!




本殿の裏には、ウサギがいっぱい。
かわいい😍






あれ?ウサギじゃないのもいる?
と思ったら、耳を倒しているウサギでした。

あとで、実は猫がいるのだと知りました。😮
神楽殿にいるらしいので次回行った時には見つけたいです。


大国主命の正面で参拝



先程、ご祭神の大国主命は正面ではなく西を向いていると書きましたが、大社造りの神殿は構造上神様は入り口に対して横を向くのだそうです。
せっかくなので、正面から参拝したいですよね。
出雲大社は西側から拝める場所を作ってくれているので分かりやすいです。
画像はないです。

ここでは、必死に拝んでいましたから・・・。

2024年9月8日

ムスビの御神象 出雲③

いよいよ神在月の出雲大社へ

勢溜(せいだまり)の正面鳥居まで戻ってきました。



出雲大社の参道は全国でも珍しい下り参道となっています。
下りなのでば~んと先まで見通せているのですが撮ってないですね。




参道の入り口には祓社参拝待ちの列が出来ています。
神様に参拝する前にまずはこの社で自身の穢れを払っていくのです。

下調べしていたので、私たちは迷わず並びましたが、すぐ後ろには「なになに?なんの列?」と知らずにとりあえず並ぶ人も。

なんだなんだ?と言ってるのも気になるので、まずは身を清めるのよと説明しました。






少し並びましたが、無事身も清めて先に進んでいくと、祓橋の下にカモがいました。
カモとか鯉がいると見入っちゃいませんか?




さっそくウサギがお出迎え。

境内いたるところになんと66羽もいるそうです。


あ、分かるわかる。これは置きたくなるよね。






ひときわ存在感のある「ムスビの御神象」この像は、大国主命(オオクニヌシノミコト)の前に海の向こうから「幸魂(さちみたま)・奇魂(くしみたま)」という魂が現れるシーンを表現しています。



大国主命が葦原中国(あしはらのなかつくに)今の日本の国土を開拓し、農業、商業や医療などを普及させていきますが、いっしょに国づくりをしていた仲良しの神様少彦名命(スクナビコナミコト)が常世郷に行ってしまって途方に暮れていた時に、海の向こうからあらわれた光り輝く神が自身を高い山に祀れば助けてくれると言うのです。
名前を聞くと「我は汝の幸魂(さちみたま)奇魂(くしみたま)なり」と答えたといいます。
大国主はもう一人の自分と共に再び国造りを進め、成し遂げるのです。


ざくっと端折りましたが、いろいろ知らなくても、なんか神々しいパワーもらってる!って分かりますよね。

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