『アラブ首長国連邦館』
こちらも並ばずに入れそうだったので、ふらっと寄ってみました。
外から見ても印象的な建物ですが、実際に中に入ると、そのスケールに圧倒され、まるでナウシカの腐海の森の地下に迷い込んだような感覚に包まれました。
高さ最大16メートルの柱が約90本 もあるそうですが、見える感じではそこまであるとは思いませんでした。
UAEの“聖なる木”とされるナツメヤシの枝でできています。
展示では、武器のレプリカや、七つの首長国それぞれの砂が並べられていて、色や粒の違いが意外と興味深いです。
ザクッとした織物の展示もあり、触れる状態で置かれているのですが、スタッフがいないため、小さな子供が“びよんびよん”と触り放題なのが少し気になりました。
とはいえ、開場から4か月経っても壊れていないということは、ある程度の“びよんびよん”は想定内なのかもしれません…。
グッズ販売や、映像鑑賞コーナー、飲食スペースもあり、ちょっとした休憩もできます。
飲食コーナーでは、異国風のおいしそうな香りが漂っていて、ちょうど小腹が空いていた私はつい足を止めてしまいました。
すると近くから「さて、はよチェコ行こう」と言う声が聞こえ、そうだ、チェコも行ってみたいんだった!と気持ちが切り替わり、まずはパビリオン巡りを優先することに。
食べ物は、やはり今回は見送りに。
アラブ首長国連邦といえば、前回の万博の開催地だったドバイを有する国。
最近よく見聞きする“豪華絢爛なドバイ”のイメージ・・・を、期待していたのですが、展示はどちらかというと、静かで控えめ。
文化や素材に焦点を当てた構成で、ドバイの“ギラギラ感”を求めていた身としては、ちょっと肩透かし感は否めなかったです。
さて、「チェコ館」へ向かっていると・・・。
「トルクメニスタン館」の綺麗な夕景です。
『チェコ館』
「チェコ館」は少し並ぶと入ることが出来ました。
チェコといえば、やはりガラスのイメージ。
外装にもガラスがふんだんに使われていて、外と内をやさしくつなぐような、絶妙な透け感。
待ち時間のあいだ、目の前にはらせん状のスロープをぐるぐると歩いていく人たちの姿がうっすらと見えていました。
館内にも、繊細で美しいガラス作品が数多く展示されていました。
緑の薔薇はウランガラスです。
チェコ館は、螺旋状のスロープをゆっくりと登っていく構造になっていて、その壁面にはずっと手描きの絵画やイラストが続いています。
なかなか理解が難しい絵もありましたが、ちょっと話題になっていた、石破総理のオバQのイラストも、なんか描いてみたくなった気持ちも分かりました。
ぐるぐるとらせん状に登っていくと、たどり着いた屋上には「ラウンジ」や休憩スポットが設けられていました。
実はこのチェコ館はウォータープラザの真ん前に位置するので、水上ショーやドローンショーの、まさに“絶景ポイント”と呼ぶにふさわしい場所と思われます。
ですので、ショーが始まっている今はもう人がいっぱいで、残念ながら「ラウンジ」への入場はできませんでした。
先ほど絶妙のタイミングで「チェコ館に行かなきゃ」と話していた方がいましたが、もしかするとこの屋上の存在を知っている“通”なのかもしれませんねぇ。
でも大丈夫です。
パビリオンの1階入口付近にはベンチやテーブルが並び、気軽にチェコビール「ピルスナー」を楽しめる場所になっています。
- 「いえーい!🍺 うま〜いっ!😋」
呑みかけのカップを高らかに、雰囲気を撮影しようとしていますが…
ふっ。吞む前に撮れないところが、いつものSUNですよ。
だって、楽しいんですもの。
さて、本日も駅での混雑を避けたいので、ショーの終わりを待たずにさっさと帰ります。
急ぎ足の帰り道、通りかかったポルトガル館の前で、生バンドの陽気な音楽を耳にしたその時、夜空に花火が打ちあがりました。
ほろ酔い気分で眺める花火。
陽気な音楽と混ざり合って、なんとも贅沢なひととき。
万博の夏、サイコーです。
お気に入りの画像が撮れましたので、ぜひ音も出して、生バンドの音楽と一緒に楽しんでみてください。(生バンドよりも万博の歌の方が大きく入ってますが(笑))
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