どこ見る?どう見る?西洋絵画!
ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 feat.国立西洋美術館
京都の京セラ美術館で開催されている「どこ見る?どう見る?西洋絵画!」開催4日目に早速行ってきました。
先にネタばらしになりますが・・・
実は、内容はそこまで知らずに足を運んだのですが、「どこ見る?どう見る?」と言う展示名からてっきり、ルネサンスから印象派までの西洋画の見方を教えてくれるレクチャー型の展示かと思っていたのですが、
なんだか違っていて、各作品にはヒントのような説明が添えられてはいるけれど、『この絵、あなたはどう見る?』と問いかけてくる展示でした。
・・・うん。そう来たか、って感じでした。
まぁ確かにそう書いてますものね・・・。
これは楽しみです。
ディーン様の説明がないと、ただ珍しい絵を眺めて終わるところでした。
ところで、今回の展示は全ての作品が撮影OK!!
太っ腹です!!
《父なる神と天使》 ジョット |
《聖母戴冠》 ルカ・シニョレッリ |
ルネサンス期というと、やはり“キリストの絵”というイメージですよね。
まずは教会美術の展示ですが、祭壇画、壁の装飾の一部でした!っていうものはやはりインパクトがありました。
《マグダラのマリアの回心》 ベルナルディーノ・ルイーニ |
華やかに着飾ったマグダラのマリアが、姉マルタに諭されて回心する場面が描かれています。
例えばこういう絵の場合
・マリアの手元の香油壺は、キリストの足に香油を塗った逸話を象徴
・マルタが指さすネックレスは、マリアの過去の罪深さを暗示
とか言う部分を教えてもらえるのかと思っていました。
別パネルに書いてありました💦
書いてはあるのですが・・・。
約60点の作品をこのペースで読み込むと・・・どこまで頭に入るか・・・。
《アレクサンドリアの聖カタリナの神秘の結婚》 フランクフルトの画家 |
この絵はまずはこのドレスの模様がキラキラと光って見えて、目を奪われるのですが、
その足元の剣は何を暗示?
両側のお二人は誰??
が気になるのですが・・・これは説明はなかったと思います。
この絵の「どこ見る?どう見る?」 私は『で、誰が花嫁花婿?』です。
後で調べたところ、黄色のドレスの女性、アレクサンドリアの王女聖カタリナと幼児キリストの結婚のようです。
キリスト教の方ならもちろん!なエピソードなのでしょうかね~。
う~~ん、わからん!!
《老人の肖像》 ヤコポ・ティントレット |
《男性の肖像》 ジョルジョーネ |
ディーン様が、ジョルジョーネの《男性の肖像》を「サンディエゴのモナリザ」と呼ばれていると説明していました。
ティントレットの《老人の肖像》と、ジョルジョーネの《男性の肖像》と並べて展示されていることで、若者と老人、静けさと力強さの対比が際立っていますよね。
この絵の「どこ見る?どう見る?」は、素直に『ふ~ん、この時代にありのままの肖像画は革新的だったのかぁ』でした。
ん?ティントレット?
そういや時代も違うよな~と思ったら、やはり親子とのこと。
いや~、「伊藤マンショ」の絵はいい方に描いてもらっている雰囲気を感じましたが、やはりすごいなぁ~。
他にも、見たことのない興味深い作品がたくさんありましたが、ルネサンス期だけでもすべてをご紹介するのは難しいので、
せっかく写真撮影が可能だったこともあり、いくつか画像をアップしておきます。
《スペイン王子の肖像》 ソフォニスバ・アングイッソーラ |
《聖母子》 カルロ・クリヴェッリ |
《聖家族と聖アンナ》 ヴィンチェンツォ・カテーナ |
《アポロとダフネ》 パオロ・ヴェロネーゼ |
《キリストの捕縛》 ヒエロニムス・ボス(の工房) |
《聖母子と天使》 アドリアーン・イーゼンブラント |
《聖エングラティアの捕縛》 バルトロメ・ベルメホ |
バロックから18世紀9世紀の作品へとつづきます~
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