2025年7月31日

「ペルー館」 「モザンビーク館」 「カタール館」 万博⑭

 大人気の「ヨルダン館」は完全抽選になっていました。

その並びにある「ペルー館」も受付停止するほどの人気です。
どちらも行ってみたかったので残念ですが、どうしようか~と考えているうちに「ペルー館」が受付再開されたので入ることが出来ました。


まずは、映像をみるタイプです。



え?ペンギン??ってびっくりしませんか?
かなり赤道に近い国ですよね?
いろいろな自然が見られて、楽しい映像でした。




え?あたし、ペルー館に入ったよね??
アルパカの毛を使った織物っぽくて、私は好きな雰囲気だけど・・・。

アンデスの高地は朝晩の寒暖差が激しくて、標高によっては冬のような気温になるらしい・・・。

そういえばアンデスを舞台にした「ペペロの冒険」というアニメでも背景には雪山が出てきたような気がします。
(このアニメの話の内容はあまり覚えていませんが、黄金のコンドルよ~♪という歌いだしの主題歌は今でも口ずさめます。音程はちょっと本家に引っ張られていますが(笑)
懐かしい~って方いますかね?? あ、私が観たのは再放送版ですからね。念のため。)





真っ黒だけど、パープルコーンだそうです。


全体に、細かい細工が多いのも私好みです!!



おや?この犬はなんだ!!かわいすぎるのだが!!

「ヴィリンゴ犬」との説明書き。

調べてみると、ヴィリンゴ犬は、毛がほとんどない無毛犬で、つぶらな瞳とスリムな体型が特徴。
アレルギーを起こしにくいとされ、聡明で忠実、穏やかで家庭生活にもよく馴染むとのこと・・・。

インカ文明などで神聖視されている犬とのことで、そういえば映画『リメンバー・ミー』に登場するダンテに似ている気がすると思ったら、同じ犬ではありませんが文化的に兄弟犬とのこと。『リメンバー・ミー』はメキシコが舞台なのでアステカ文明などで神聖視されているショロ犬という犬らしい。

トルクメニスタンの「アラバイ」といい、どの国にも特徴ある犬がいるものですねぇ。



こんなかわいい「ヴィリンゴ犬」グッズがあったら買いました!!
なかったので残念・・・。



あら、こちらのヴィリンゴ犬は・・・神聖さマシマシですね。


シパン王は、ペルー北部のモチェ文化の支配者で、豪華な副葬品とともに埋葬された「南米のツタンカーメン」と呼ばれる人物とのこと。

1987年の発見により、古代アンデス文明の理解が大きく進んだそうです。




モチェ文化の擬人化された埋蔵品には、トウモロコシの穂軸を神の姿にした土器や、キツネの顔を持つ神官像、フンドシ姿で儀式を行う神像、フクロウの頭を連ねた首飾りを身につけた神像など、自然や動物と信仰が融合したユニークなものがあるそうです。

気になりますよね~。

「ペルー展」「モチェ・シパン王展」とかあったら行きたいです!!


「ペルー館」は小さな展示スペースですが、かなり見応えのあるパビリオンでした。
展示替えもあるようなので、また行きたいです。


『モザンビーク』



ユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統楽器「ティンビラ」を、現地スタッフと一緒にセッションできる体験が楽しそうでした。
小さなお子さんがいたので私は遠慮しましたが、パビリオン中に不思議な優しい音が響いていました。

スタッフの方も陽気で「モザンビーク」を説明してくれるのも楽しかったです。

2階では、映像が見られるとのことでしたが、今回は並ばずに見ることのできた1階部分のみを見学しました。





特産品ショップの、極彩色の伝統布「カプラナ」がかわいかったです。
万博限定の柄のようです。


『カタール』


建築のこのビジュアルが美しくて、気になっていたパビリオンです。

それもそのはずで、設計を手掛けたのは、日本が誇る建築家・隈研吾氏とのこと。
カタール館は、伝統的な帆船「ダウ船」をモチーフにした流線型の建築で、風を孕む白い帆のような外装が印象的です。



入口では、色の異なるカタールの砂漠の砂が筒状に収められ、砂丘の連なりをイメージしたアート作品が来場者を迎えてくれます。



19世紀のカタールを描いた古地図と現在の地図がならべられ
海とともに発展してきた国の軌跡が、地図を通して語られていました。






会場の壁は海をイメージした青い布で覆われています。カタールの海岸線が描かれ、海とともに発展してきた国の軌跡を象徴しているようです。

ととろどころにいる亀や魚がかわいいです。




カタールはグッズがとにかくかわいかったです!!


ジンベイザメのネックピロー。
カタール航空のものか?と思いましたがどうやら違うようです。

皆が思わず手に取っていました。




これは・・・素敵ですよね~。
どちらも捨てがたく・・・悩んだのですが、二つは買えないのであきらめました。







海を推してる国が多いような気がします。
未来の希望は海にかかっているのでしょうか。

2025年7月30日

「スペイン館」 「サウジアラビア館」 万博⑬

今回は、「飯田パビリオン」近くの「大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」に立ち寄り、「かむくら」でさくっと昼食をすませました。


事前予約パビリオンも見終えたので、前回大屋根リングから眺めて気になっていたスペイン館へ行ってみます。

スペイン館は、まるで海の揺らめきを思わせる外観。
太陽の中へと吸い込まれるような入り口で、視覚から「スペインらしさ」への期待が膨らみます。






なんと、パビリオンの中も海でした。




「黒潮(Kuroshio)」をテーマにした展示です。

黒潮は、アジアからアメリカへと続く大海流であり、この黒潮に沿って航海していたスペイン船「サン・フランシスコ号」が1609年に千葉県沖で難破した際、日本人が乗組員を救助したというエピソードが紹介されていました。

当時の人々は、見知らぬ異国の乗組員に対して分け隔てなく接し、衣食住の提供に加え、誠意あるもてなしを尽くしました。
その姿は、今もスペインとの友好の原点として語り継がれています。

ガレオン船かっこいいですね~。



スペインの未来は「海」推しでした。


あれ?「サグラダ・ファミリア」は? もうすぐ完成なのに? ないの??
・・・と思わずにはいられなかったのですが。





オリーブオイルやワインの販売に加えて、雰囲気のあるカフェ、そしてシアターも併設されていました。
訪問時には『ドン・キホーテ』が上演予定だったようですが、整理券の配布は早々に終了してしまいました。
夕方にはフラメンコなどのショーが開催されているらしいです。

その辺も楽しめたらもう少しスペインらしさを感じられたかもしれませんね。


ところで、ドン・キホーテって何?って聞かれて答えられますか?

自分を“立派な騎士”だと思い込んでるちょっとズレたおじさんが、相棒のサンチョ・パンサと旅をして、敵だと思った風車に突っ込んでいったりする・・・コントみたいなお話。であってますか??

関西住み人なので、まずは、「スペイン村」におったやん!て言いたいところですが・・・。



さて、その横にはこちらも大屋根リングから見た時に気になっていた「サウジアラビア館」があります。

たしか、今回の万博で最大規模のパビリオンとのこと。
建築全体のたたずまいからして、すでに異世界に迷い込んだような気配が漂っています。











DJがいる・・・。

「サウジ広場」では、私たちのときはノリノリな音楽が流れていました。
人によって見たものが違うようで、どうやら時間か日替わりで色々な演出があるみたいです。




まずは、サウジアラビアの文化・思想・未来観を、日本のマンガスタイルで描いた幻想的な物語のパネル展示がありました。

絵に力強さと、ミステリアスな雰囲気があるのでひとつひとつのエピソードが気になります。




各テーマに進むたびに中庭を通るのですが、開放的で、ちょっとした旅をしているような気分になれました。
百日紅の木が植えられていたので、日本で調達したのか気になりましたが、こちらはサウジから運ばれたもので、日本のものと同じ種類のようです。
暑さに強い木なのですね~。

しかしこの一旦外に出るスタイル、雨の日はどうしているのでしょうか。



たぶん、ここの主は広場にいましたので今はお留守のようです・・・
普段はここでどんなパフォーマンスがされているのでしょうかね。



たしかに、サウジの石って気になります。
このパビリオンはリヤド・ストーンでできているんですね。
ベージュ色のこの石の雰囲気は日本人は好きな人が多そうです。







海の展示がありました。

紅海沿岸の生態系を紹介する展示として、マングローブの代表種であるオオバヒルギの実物が展示されています。

3Dプリンターで作った炭酸カルシウムの骨格にサンゴの幼生を植え付けるサンゴ礁の保護再生技術が紹介されていました。



サウジアラビア館は本格的な中東料理が楽しめるレストランが人気とのことですが、なんと万博開場と同時に一目散に並びにこないと入れない・・・というYouTubeを見たことがあります。
今回もレストランへの入り口と思われる通路は閉じられていました。
どんなにおいしいんでしょうかねぇ。





異国のグッズは見ているだけでも楽しいです。


「サウジアラビア館」は、想像以上に真面目につくり込まれていて驚きました。
いや、もちろん“真面目じゃない”なんて思っていたわけではないんですが……
もう少し、雰囲気重視の空間かと思っていました。

展示の切り口が多角的で、観光的な気軽さのイメージから、思いがけず深い内容に触れて、良い意味で期待を裏切られた感じです。

それに、圧倒的なかっこよさでした!


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