2025年3月24日

成田美奈子原画展へ CIPHERからALEXANDRITE 日帰り東京⑧

今回、数万円の遠征費をかけて見に来たのがこちら

サンシャイン60てんぼうパークで開催されている「成田美奈子原画展」です。




中学生の時に『CIPHER』(サイファ)に出会ってから40年近く、私の歴史は成田美奈子氏の漫画でできていますから!!
薪能の時は90%と言ってますね・・・)






『CIPHER』を読み始めたきっかけは覚えていないのですが、白泉社の「花とゆめ」の漫画だったからだと思います。

ニューヨークのキラキラした世界のワクワクした話から、一転切ない重苦しい展開になるのですが、物語の要所要所のエピソードや台詞に、ジョン・スタインベックの『エデンの東』が踏襲されていて、いろいろと響いたのですよ。

生きてくのってしんどいよね、ちょっとしたかけ違いでうまくいかなくなることもあるよね、でも生きていれば可能性がある!
といろいろなエピソードで語りかけてくるお話でした。







まずは最終回のこのシーンですよね。
これだけ見ても息をのんでしまいます。



そしてCIPHERの中で一番思い出すシーンはこのシーンです!

『サイファはいつでも あたしを守る物をくれる』
と気付いたシーン



どの原画も印刷と変わらない仕上がりで、めちゃくちゃきれいなのですが、こんなものを見つけると原画を見てるんだぁ!と実感してうれしくなります。



たくさん買い集めているシンブルもこのCIPHERで憧れたのが始まりです。






そして、CIPHERが終わってしまった後に!CIPHERに登場していた「アレクサンドラ・レヴァイン」が主役になったスピンオフ『ALEXANDRITE』が始まります。







この絵が好きで好きで。

順路はなかったので、3回も見(納め)に戻りました。

大人になったらこんなコートを買おうと決めていました。
今でもこのオレンジ色が好きです。









ALEXANDRITEは登場人物の全てがカッコよく、エピソードも爽快でおしゃれなお話です。

高校生の頃にリアタイで何度も何度も読み返した話なので、どのエピソードも好きですし、かなり覚えこんでいます。

私の青春時代も詰まったお話なのです。








成田美奈子氏の作品には、おっしゃれな音楽もサラリとでてくるのですが、印象深いサティの「あなたが欲しい」が、当時の私はわからなかったのですが、ネットもない時代の超田舎で、サティーとは?と恋焦がれていました。

今なら一瞬で調べられて音楽も聞くことも出来るのですがね~。
昔は、知らないものは、辞書/辞典で調べるか、知ってる人に教えてもらうかでした・・・もうそんな時代には戻れませんねぇ。

私はたまたまシャンソンが好きで、持っていたCDに「Je te veux(ジュ・トゥ・ヴー)」で収録されていてこの曲を知ったように記憶しています。


今回の原画展はびっくりするぐらい大量の作品が公開されていましたので
まだまだつづきます・・・。

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