般若寺からバスで戻ったので、そのまま乗り継いでならまちの一番遠くから近鉄奈良駅側へ戻るコースにしました。
紀寺町のバス停で降りてすぐのところにある崇道天皇社(すどうてんのうしゃ)です。
桓武天皇の弟である早良親王を鎮めお祀りしております。
悲劇の王子、早良親王は天皇にはなっていないのですが崇道天皇の諡号を追贈されました。
御本殿は、元和9年(1623年)に春日若宮社を移建されたもので、現存する春日移しでは最古の建物として国の重要文化財に指定されているそうです。
路地ぶら限定御朱印にはそのお社と・・・灯ろうとカタツムリがあります。
カタツムリ?は何だろうと聞いてみると、
境内にあるこの灯ろうにカタツムリがいるとのこと。
あ、いました!!
昔、農民が雨が降ることを願って雨をイメージするカタツムリを奉納したのではないか?と推察されるとのことです。
こんなにかわいい御朱印もありました。
これは冬の御朱印だったかな。
切り絵になっていますが、下地の紙と切り絵部分とで2枚仕立てです。
青く見えている雪の結晶部分はキラキラしています。
こちらは娘が頂きました。
次は十輪院へ。
あ、なんか奈良っぽい。
元正天皇の旧殿を拝領し創建した勅願寺だそうでなんだか風流ですね。
本堂は国宝で、本尊は地蔵菩薩です。
もとは元興寺の子院だったということで、ずいぶんと離れていますがこの後行く元興寺は昔はこの辺りまで境内であったとのこと。
限定御朱印には、本堂の蟇股が押されています。
う~ん、あまり見えませんが、⇩こんなめずらしい形の蟇股です。
天狗の瓦です。
境内には趣のある焼き物がありました・・・。
明治の文豪・森鷗外が晩年、帝室博物館総長として訪れた奈良の印象を短歌に詠んだ「奈良五十首」の1首の歌碑がありました。
「なつかしき 十輪院は 青き鳥 子等(こら)のたづぬる 老人(おいびと)の庭」
十輪院で詠まれた歌だそうです。
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