「オーストラリア館」の予約があったので近くまで向かったところ、すぐそばに「韓国館」がありました。
予約時間まで少し余裕がありそうだったので、先に「韓国館」に立ち寄ることにします。
韓国館の最大の展示はこの外観、万博最大級のメディアファサードかもしれません。
LG社の精細なディスプレイです。
最初に大屋根リングから韓国館を見かけたとき、美しい風景が映し出されていて目を引かれました。
ただ、それが壁面すべてに映し出されていたので、これが巨大なディスプレイだと理解するのに少し時間がかかってしまいました。
館内は3つのゾーンに分かれていて、それぞれ異なる雰囲気が楽しめました。
どの演出も楽しかったのですが、韓国館やはり壁面全体に広がるディスプレイのインパクトがいちばん印象に残っています。
一つ目のゾーンでは、光と音楽が組み合わされた演出が展開されていて、ついつい画像を撮るタイミングを逃してしまいました。
続いてのゾーンでは、「命の再生」を表現したインスタレーションが展開されています。
トランペット型の筒に息を吹き込むと、呼気中の酸素と装置内の水素燃料が化学反応を起こして生まれた水(H₂O)がシャボン玉となって天井から舞い降りる、という体験です。
よくは分からなかったけれど、見ているうちにやってみたくなります。
自分の息でシャボン玉が生まれたと思うと、なんとなくうれしい気持ちになります。
祖父が人生をかけて書き残した楽譜を、孫娘が受け継ぎ、音楽として完成させるという物語。
実は物語そのものよりも、未来を描いた映像の中で登場人物が着ていた服装が、現在とあまり変わりなく、未来感を感じられなかった点が気になりました。
どうせなら、そのあたりの未来をどんな風にイメージしてるのかが見たかったのですが・・・。
ところで、このピアノ自動演奏機能があって生音を奏でるんです。
アナログとデジタル、過去と未来を表現しているようで良かったです。
韓国館ではグッズの種類が豊富で、見るだけでも楽しめました。
『オーストラリア館』
「オーストラリア館」は「良かったよ~」と言っている人が多いようなので、楽しみにしていました。
外観はユーカリの花をモチーフにしているそうですが、近くで見ると建物の印象はあまり覚えていません。
オーストラリアといえば雄大な自然やユニークな動物たちのイメージが強く、そんな世界観に期待が高まります。
パビリオンの中に足を踏み入れると、そこにはユーカリの森を再現したジャングル空間が広がっていて、その圧倒的な迫力に驚かされます。
ところが、この広がりは実は“鏡”によってうまく演出されているんです。
ジャングルの向こう側にも人が歩いていると思ったら…それは自分の姿でした。
さらに、木々にはコアラやカンガルーといったオーストラリアらしい動物たちが登場する遊び心のある演出も。
小さな来場者が「5匹見つけた!」と嬉しそうに話している声も聞こえていました。
森の奥には、水辺まで精巧に再現されており、「ここまで作り込まれてるんだ…!」と感心しながら見入っているうちに、気がつけば誰もそばにいません。
どうやらはぐれてしまったようで、慌てて次へと進みます。
…が、実は私の方が先に進みすぎていて、家族を置いてきてしまっていたのでした。
日本では見ることのできない南十字星を見上げながら先へ進みます。
全方位から迫ってくる、透き通った水中の景色、優雅に泳ぐクジラの姿、海の世界は、美しい瞬間の連続でした。
オーストラリア館は、ばん!ばん!ばん!って大きな展示スペースなので、全体にはあっという間に終わったって感じでした。
しかし前評判通り楽楽しく、印象に残る体験でした。
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