2025年12月21日

出張という名の東京観光記④ 国立西洋美術館へ向かうまで

上野御徒町駅に到着しました

富岡八幡宮から大江戸線に乗り、上野御徒町駅に到着しました。




改札前のこの壁面オブジェが“ナウシカの王蟲”みたいだなぁと思って撮ってみました。

ここから今回の東京観光の目玉である、「国立西洋美術館」へ向かいます。

行程を決めたり、チケット予約をしたり、さらに“一応”会議の準備も重なって忙しかったので、道順については現地で地図を見て確認すれば大丈夫だろうと思っていました。
どこも駅から近いようなので安心していたのです。

ちなみに、万博のときも一日スマホの充電は持ちこたえていたので、今回はモバイルバッテリーを持ってきていません。⇦超伏線ですよね。


駅構内で「国立西洋美術館」の表示を探すと、「美術館」とだけ書かれていました。
国立の美術館なのに「美術館」って、ちょっとザックリしすぎていません?
と思いながら進みました。
ところが地図には「上野の森美術館」とあり、肝心の「国立西洋美術館」は載っていません。不安になってきました。

駅員さんに聞いてみました

国立西洋美術館のオルセー展は人気なので、朝の入場を逃すと長蛇の列になる可能性があります。
時間をロスするわけにはいかないので、駅員さんに聞いてみました。
すると丁寧に教えてくださいました。なるほど、⇩この地図では見切れているのですね。


それにしても「焼肉たむら」が多すぎません?関西人的には思わず笑ってしまいました。
(見えにくいかもしれませんがの近くの赤文字が全部そうです)

駅員さんによると「C2の出口から矢印の方へ歩いて行くと20分から30分ほどで着きます」とのことでした。

事前に調べたときは別の駅からの情報だったのか「徒歩7分程度」となっていたので、30分😧!!」と驚きました。

ただ、「いや、30分はかからないと思いますよ~」とも言ってくださり、ああそういう感じねと少し安心しました。


わざわざ地図まで用意してくださって、駅員さんは丁寧に説明してくれました。
東京メトロさん、親切ですね~。


地上に出ると、「きっとあれが公園!」と思う方へ向かって行くことにしました。


↑きっとあれが公園部分

お!ゴッホちゃんです。
そう、今は東京に来ているんですよね。
大阪が先に巡回するなんて、なんだか新鮮な気分でした。

※「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」に行った時の記事は⇒こちら
※「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」に行った時の記事は⇒こちら



地図の左上部分の上野の公園の入り口には、「東京クリスマスアドベント in 上野公園」が見えています。
まだ朝早いのでオープンしていませんでした。

そのまま地図を確認しながら進んで行くと、に「西郷隆盛の象」の文字がありました。
『あ!上野💡西郷隆盛👏』それは見ておきたい!
と思い、少し寄り道することに。




お~これかぁ!と眺めます。

しかし、私の中で「上野」と聞いて思い浮かぶのは“彰義隊”“パンダ”です。
この地に立ってみて、『え?彰義隊が最期を遂げたこの場所に、新政府軍の西郷隆盛の銅像???』と、
どうにも納得がいかない気持ちになりました。

上野公園の予習はしていなかったので、残念ながら黒門や彰義隊のお墓などいろいろと見逃してきましたが…いや、これ「国立西洋美術館」への道中ですから、致し方ありません。




奥にお堂が見えます。
近づいてみると「寛永寺」とのこと。

予習していなくても知っているレベルのお寺です!!









おお!これは風流ですね。

清水観音堂の舞台前にある『月の松』で、円の中に弁天堂を収める江戸の粋な仕掛けです。
広重の浮世絵にも描かれた名所で、平成に復元されたそうです。

とはいえ、未予習なので、このようなことを知るわけもなく、御朱印をいただきながら、
のんきに『「丸い松」から見えているお堂も「寛永寺」の一部なのですか~?』などと聞いておりました。

お寺の方が「かつては上野公園一帯が寛永寺だったのですよ。関西でいえば興福寺のようなものですね。」と教えてくださいました。
「よかったら、少し調べてみてくださいね」と添えられ・・・
そりゃそうですよね、と苦笑しながら帰ってから勉強しております。



寛永寺 清水堂の御朱印





お、スカイツリーだ。
と、眺めつつ再び、美術館へ向かいます。


さて、上野駅周辺をご存じの方なら、ここからもどかしい気持ちになるやもしれません。




JRの駅前で「あの奥が上野動物園だ~」と眺めながら通り過ぎます。

右の赤い花の辺りに注目してください。




国立西洋美術館前庭の「考える人」が見えています。
私はパンダの方に意識が向いているため、華麗にスルー。

というのも、この時点で、寄り道を差し引いて徒歩15分。
さらに前方に長~い塀が続いているのが見えているのであのあたりかなぁ~と進んで行きます。





お、これはもしや、評判高い「国立科学博物館」なのか??
あれ?思ったよりこじんまりしてるんだなぁ…。

「国立科学博物館」も行きたいんだけど、今日は「国立西洋美術館」目的ですから~と通り過ぎていきます。





信号を渡って・・・
「輪王堂」もスルー。

大きなお堂です。
これもきっと寛永寺なんだろうな~。
と、通り過ぎたあたりで、あれれ?と不安になってきました。

だいたい20分ほど歩きましたが、それらしいものが現れません。
むしろ「これは違うんじゃないか」といった雰囲気に。
ものすごく、心細くなってきました。


ここでやっと、グーグルマップを開くと・・・
「通りすぎてるじゃ~~ん!!!」
さっきのJRの駅前のところじゃ~ん!!

これは、ちょっと残念なロスです。
急いで引き返します。

位置関係は分かったので、どうせなら、今通ってきた道と違う方から回ってみます。






先ほどの「国立科学博物館」です。

こじんまりしてなかった!!

まず、等身大のシロナガスクジラにびっくり!!
ネオ・ルネサンス様式の建物は上から見ると飛行機の形をしているそうです。

これは、ぷち迷子になってみて良かったです!!
迷子にならなければ、今回は見られない景色でした。




あ~、コルビジェ!!ロダ~ン!!
着いたよ~~!!😭


ということで、思いがけず「国立西洋美術館」周辺の散策まで堪能することになり、上野の朝をたっぷり味わう良い寄り道になりました。


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