以前の記事をご覧いただいた方には、少し既視感のある写真かもしれません…。
いずみホールの「クリスマス・コンサート」に行ってきました。
少し前に「OBPクラシック Vol.3 トワイライト・オルガンコンサート」に足を運んだのですが、それがあまりにも良くて……。
Instagramでいずみホールのクリスマスコンサートの案内を見かけた瞬間、申し込みしてしまいました。
以前に行ったOBPクラッシクの話は⇒こちら
住友生命いずみホールで続く 第36回 の「クリスマス・オルガンコンサート」。
パイプオルガンを中心に、クリスマス曲だけでなく、映画音楽やミュージカル作品まで幅広いレパートリーを取り上げるシリーズとして親しまれてきました。
■ 出演
● オルガン:山口 綾規
クラシックからシアターオルガンまで幅広く演奏し、国内外で活動するオルガニスト。いずみホールのクリスマス公演にも継続出演している。
● ソプラノ:コロン えりか(Erika Colon)
ベネズエラ生まれ。英国王立音楽院卒業後、ロンドンのウィグモアホールでデビュー。宗教曲や音楽祭で活躍し、4児の母としての顔も持つ。
「ラ・フォル・ジュルネ」など国内外の音楽祭にも出演している。
前回の OBPコンサート のときに、「あのあたりの席がいいなぁ」と思った場所があったのですが、
今回、クリスマスコンサートの情報を見た瞬間に急いで申し込んだので、その“狙っていた席”を取ることができました。
こちらのテラス席です。
パイプオルガンって、正面の真ん中に座っても演奏者の背中しか見えないんですよね。
でもこの位置だと、4段の鍵盤も足鍵盤も全部見えるので、ここが特等席だったと思います。
音響は中央が良いと言われますが、間近で響く音の迫力もすごく良かったです。
♪~♬~~♩~~~♬~♪~♩~♬~~~♪
◆ 第1部
♪ J.S.バッハ:目覚めよと呼ぶ声あり(オルガンソロ)
♪G.カッチーニ:アヴェ・マリア(ソプラノ)
♪F.シューベルト:アヴェ・マリア(ソプラノ)
♪J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(オルガンソロ)
♪ C.フランク:天使の糧(ソプラノ)
♪A.アダン:オー・ホーリー・ナイト(ソプラノ)
♪J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(オルガンソロ)
◆ 第2部
♪坂本龍一:戦場のメリークリスマス(オルガンソロ)
♪C.M.シェーンベルク:「レ・ミゼラブル」より(ソプラノ)
♪六甲おろし(オルガンソロ)
♪L.バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」より(ソプラノ)
♪Tonight
♪Somewhere
♪L.ヴィエルヌ:ウエストミンスターの鐘(オルガンソロ)
♪~♬~~♩~~~♬~♪~♩~♬~~~♪
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565は「チャラリ~」ってやつです。
ウエストミンスターの鐘は「キンコンカンコン」です。
山口綾規さんは、オルガンの演奏だけでなくおしゃべりも本当にお上手で、
パイプオルガンの仕組みや曲の説明を、明るくテンポよく説明してくださいます。
いずみホールのオルガンはパイプがなんと3,623本もあって、
一番大きいものは6メートル、小さいものは小指の先ほどなんだそう。
さらに、ステージ上には“リモート演奏用の鍵盤”も設置されており、
離れた場所からでも演奏できるという、一瞬びっくりするような仕組みも紹介してくださいました。
後半は、実際にこちらの⇩ステージ上からの演奏です。
上段で演奏している時は、ほとんどの人は足元どころか、4段の鍵盤も見えていないですから、これはうれしいパフォーマンスです。
そして、こうして近くで見ることが出来ると・・・黒鍵と白鍵が反転している!!って気付きますよね。
これはSUN調べなのですが(笑)、もともとオルガンの鍵盤は、木の色そのままの「黒っぽい木」「白っぽい木」を使っていたそうなのですが、ピアノの方が後から見やすいからと“白黒を逆転”させたそうなんです。
パイプオルガンの表現も音の幅をものすごく感じることが出来て、
「戦場のメリークリスマス」「ウエストミンスターの鐘」など、どれも印象的でした。
間の取り方など、ほんっとに上手な演奏家だなぁと思いました。
コロンえりかさんは、とてもおきれいな方でした。
そして冒頭のご挨拶で、昼間なのに思わず「皆さま、こんばんは〜」とおっしゃってしまい、
客席からクスッと笑いが。
シャンデリアの灯りが少し落ちたホールの雰囲気に、つい“夜”を感じてしまったようでした。
その言い間違いが、むしろ良い“つかみ”になって、
会場が一気に和やかになりました。
「ラ・フォル・ジュルネ」にも参加されていたようなのですが、どちらに出演されたのかなぁ~。
何度か、「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」に訪れたことがあるのですが、残念ながら記憶にはありません。
「関西での公演なので〜」と、演目にまさかの「六甲おろし」。
「皆さん歌ってくださいね〜」のひと言のあと、オルガンが鳴り始めた途端、
会場にすごくきれいな歌声が響いてきてビックリ。
あまりに美しくて、“え、録音流してる?”と思ったくらいです。
パイプオルガンをバックにホールで歌うと、こんなにきれいに響くんですね。
ちょっと感動しました。
コロンえりかさんは、耳の不自由な子どもたちと一緒に音楽をつくる
「ホワイトハンドコーラス NIPPON」の活動もされていて、
手話で音楽を表現する“手歌”のお話もしてくださいました。
その流れもあって、コンサートの最後は
みんなで手話を交えて「きよしこの夜」を歌うことに。
会場全体に手の動きが揺れて、歌声と一緒にホールに広がっていく感じがなんとも言えず温かくて、クリスマスらしい締めくくりでした。
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最後は完全に余談ですが、終演後はすぐ近くの読売テレビにも寄ってみたのでその画像です。
おお!ガチャガチャもコナンだらけです。
みゃくみゃくがいる~~。
お!あんなことろに!怪盗キッドいる!!
あ、犯人発見。
トイレのマークまでコナン!
という、おまけショット付になりましたが・・・
このコンサート良すぎたので、来年もまた行きたいです。
毎年大人気で、今年も満席だったそうなので、
来年もちゃんとチケットが取れますように。🙏
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