🏯大屋根リングは清水寺の舞台の技術を受け継いでいる そもそも、私は清水寺の舞台を「すごい建造物だなぁ!」と思っているので、 同じ「貫工法」を踏襲してつくられた大屋根リングは、 万博の構想を見た瞬間から「とんでもないことをしようとしてるなぁ…」と感じていました。 正直、“2025メートル”なんて本当にできるの?と思っていたけれど、 ほんとにできるんですねぇ…。 大屋根リングが表紙の雑誌なんて見たら思わず買っちゃいます!! ところで、この美しい「大屋根リング」、万博が終わったらどうするのか・・・ “保存する?しない?”論争があるようです。 そもそも、解体前提の建築物なので、私は「保存」にそれほど執着はないのですが、 ひとつだけちょっと残念に思うことがあります。 💡「大屋根リング保存募金」端末、あったらよかったのに! 実物を見た人は、興味がなかった人でさえ「すごい!」って言ってました。 だからこそ、リングのそこここに募金端末を置いて、 「チャリ〜ン」てしたら、何メートル保存達成!って表示される。 (※注:これは参考値であり、実際の保存を保証するものではありません。⇦この表示大事(笑)) みたいな仕掛けがあったら、楽しくて、話題にもなったと思うんです。 (もちろん来場しない方もサイトから参加できます) 万博は黒字化ラインの2200万人を超えたそうで、 もし一人が100円募金したら…なんと22億円!!
あのリングをもっと何らかの方法で未来に残すことも現実味を帯びたかも。 延べ人数ですし、もちろん全員が募金するわけではないと思います。 でも、実物の大屋根リングを目の前にしたら、圧倒されて100円どころか「チャリ、ンチャリン、チャリ~ン!」ってしたくなる人、絶対いたと思うんです。 “見た人の心が動く建築”だからこそ、募金という共感のかたちもありだったなぁと残念に思います。 |
2025年9月30日
妄想「大屋根リング保存募金」について 万博㊻
2025年9月29日
万博“良かった”アワード 万博㊺
気づけば、万博会場を8回訪れていました。 |
さらに、コモンズ5カ所に集約された91カ国分の展示も含めると、
合計130カ国の展示を体験したことになります。
大塚国際美術館のときのように、「私の“気になりパビリオン”ベスト10!」なんて、順位をつけて発表してみたかったのですが・・・
万博は、そんなふうに一言で括れるものではありませんでした。あまりに多様で、その時の視点によって揺れすぎて・・・。
それでも、やっぱり“万博アワード”を開催してみたいので、私なりの良かった!を発表します。
まずは“万博訪問記録”から
◆1回目 5月25日(日) 入場者数143,752人
・イタリア ・バングラデシュ ・ポーランド ・トルクメニスタン ・オーストリア
・コモンズB(24カ国) ・大屋根リング ・ベルギー館ショップのみ
◆2回目 7月19日(土) 入場者数155,958人
・フィリピン ・飯田グループ ・スペイン ・サウジアラビア ・ペルー ・モザンビーク ・フランス ・カタール ・クウェート ・スイス ・コモンズA(29カ国) ・大屋根リング
◆3回目 7月26日(土) 入場者数144,306人
・三菱未来 ・ネパール ・韓国 ・オーストラリア ・インドネシア ・インド(バラート) ・ウズベキスタン ・日本館 ・アラブ首長国連邦 ・チェコ ・コモンズA ・大屋根リング
◆4回目 8月2日(土) 入場者数136,223人
・ミャクミャクぬいぐるみくじ ・パソナ ・シンガポール ・ブルガリア ・ハンガリー
◆5回目 8月13日(水) 入場者数193,554人 オールナイト
・フランス ・クウェート ・パソナ ・オーストリア ・大屋根リング ・コモンズC
◆6回目 8月24日(土) 入場者数170,482人 大雨
・ペルー ・オマーン ・EXPOナショナルデーホール屋上 ・ポルトガル ・バーレーン ・null²ウォークスルー ・英国 ・オランダ ・ベルギー ・トルコ
◆7回目 8月30日(土) 入場者数205,473人
・コモンズE ・漫画メーセージボード ・ドイツ ・アメリカ ・ベトナム ・中国 ・コモンズD ・ノルディック・サークル グッズショップのみ
◆8回目 8月30日(日) 入場者数187,753人
・マレーシア ・ルクセンブルグ ・ネパールショップのみ
この訪問した中から勝手につくった各部門、ベスト3発表🎉です。
まず、大屋根リングは良すぎて!優勝!もうどの部門にも入ってしまうので、除外です。
🖼️ 展示内容部門
内容の厚み、情報量、完成度が「見応えあった!」と思ったパビリオン
パソナ:企業系とは思えないスケール感と演出力
中国:情報量が圧倒的。展示の説明がインタラクティブで、文化と技術の融合が“未来っぽい”フランス:芸術・文化・環境への視点がバランスよく詰まっていた。「圧巻!」の一言。
娘セレクト:日本館
💓 感動部門
“見れて良かった!”って思った展示(個人的趣味色が強いものは別部門で)
イタリア:このパビリオンの絵画のニュースがきっかけで万博に興味を持ちました。
ペルー:ユニークな文化に触れてますます興味を持った
ハンガリー:歌だけで通じるものがありました。
娘セレクト:パソナ
🌍 テーマを伝える力部門
展示のメッセージが「伝わる」と感じたパビリオン
日本館:構成の妙で、派手じゃないけどちゃんと伝わってくる展示だった。
フィリピン:建物・タペストリー・インタラクティブ・スタッフ、すべてが調和していた。
ルクセンブルグ:最後に見たからというところもあるけれど、ルクセンブルクの自然や普段の暮らしが伝わってきた。
娘セレクト:ブルーオーシャンドーム
※訪問していたら 「未来の都市」や「大阪ヘルスケアパビリオン」が入賞していたかもだけど、私たちは行けていないので…この2館がよかったと言っている人がいました。
🎡 楽しかった部門
飯田グループ:巨大ジオラマ&隠れミャクミャク探し、楽しかったぁ!
クウェート:遺跡発掘・滑り台・プラネタリウムと盛りだくさん。展示内容部門入賞でも良かったけれど、今回は“楽しかった”に!
ちなみに姪っ子ちゃんも「“クウェート館”が一番良かった」と言っていました。
オーストラリア:やっぱりユーカリの森を再現したジャングル空間はインパクト大
娘セレクト:飯田グループ館
🤝 ホスピタリティー部門
スタッフの対応・ノリが心地よかったり、大盤振る舞いだなと思ったパビリオン
インドネシア:すっかり有名になった“ヨヤクナシガールズ”のノリに笑顔になりました。
null²:オールナイトの時の対応や、ウォークスルー開放してくれたり。ありがたい!!
バーレーン:本物なのにさわれる展示品!はすごいなと思った。
娘セレクト:インドネシア
🏛️ 建築部門
建物そのものに惹かれたパビリオン
スペイン:海に浮かぶ太陽のイメージできれいだった。
バーレーン:水に浮かぶ船のような構造が印象的で、海洋文化を感じた。
トルクメニスタン:ぱっと視界に飛び込んできた、最初のインパクトが抜群。
娘セレクト:ウズベキスタン
🛍️ グッズ・ショップ部門
購入した物も、そうでないものも …まぁ買ったんだけど。
イエメン:運命の狐ちゃんに出会った!
ベルギー:日本初上陸のチョコにワクワクした!
オフィシャルストア(大丸松坂屋百貨店):朝一にかけこんで買った海洋堂ミャクミャク!
娘セレクト:オフィシャルストア(大丸松坂屋百貨店)
😲意外だった部門
ウズベキスタン:“移動”も展示にしていて、まさかの切り口にびっくり!
公式ソング:最初は気にしていなかったけど、不思議と中毒性のある音楽。最後は毎日口ずさんでいた。
オマーン:口コミより展示がずっと良かった!ピンクの飲み物“ローズ・ヨーグルト・スムージー”のおいしさも意外な発見。
🎹 個人的趣味部門
わたしの好みに刺さったもの(マニアックかも…)
漫画メッセージボード:“この漫画家さん知ってる!”って娘と盛り上がりました。
オーストリア:ベーゼンドルファーのピアノ自動演奏!
インドネシア:ソンケット織 ソビ織などの織物展示が見ごたえあった。
2025年9月27日
ミャクミャク御朱印帳 万博㊹
各パビリオンで購入したものは都度紹介していたと思うのですが、
2025年9月26日
ネパールのオパール 万博㊸
前回、ルクセンブルク館を最後に、さも万博の旅を静かに閉じたような書き方をしていますが・・・。
実は、3時間半並んでいた間、すぐ横に見えていた「ネパール館」がずっと気になっていました。前回訪問した際に見かけた“オパール”が忘れられず、心のどこかで
そして、ルクセンブルク館を出たあと、最後の最後にネパール館のショップへ立ち寄り・・・
オパールブレスレット 14,000円
天然石ブレスレット 2,000円
・・・。
値段の駆け引きは、すでに袋の中に封印されました。
が、1,500円引きまで安くしてもらいました。
天然石ブレスレット分ぐらい安くなったので大満足です。
2025年9月25日
「ルクセンブルク館」にて万博の旅、完結 万博㊷
全42回にわたって書き続けた万博の記録も、今日で最後の一館。
締めくくりは、「ルクセンブルク館」となりました。
昨年、ひとりあたりのGDPが世界1位の国としてルクセンブルクを知ったばかりだったこともあり、万博の開幕前から「行ってみたい」と思っていたパビリオンでした。
ところが、最近は超長蛇の待ち列で、他にも行きたいパビリオンがあるなかで、なかなか思い切りが付かなかったのですが、
やはり、ここに行かないのは心残りになると思い、いざ、並びます!
たまたまタイミングよく待ち列再開されたので、比較的スムーズに列に加わることが出来ました。待ち時間は4時間~5時間とのことです。
そうは言いながら、、どこのパビリオンも実際は短めで入れるので、どうなんだろうと思っていたら、周りから「ここは4時間と言ったら本当に4時間ですよ。 私は本日はここだけです。」との話が聞こえてきました。
待ち列に並んだのが14時過ぎですので、スムーズにいって18時頃入館です。
前日もドイツ館のあとに一旦チャレンジしかけたのですが、覚悟が足りませんでした。
話している方の雰囲気にあった展示があります。
これが人気の、ハンモック体験。
2025年9月24日
「マレーシア館」 万博㊶
夏パスの最後の週末は土日ともに万博へ足を運びました。
もうこんな機会はないからと、日曜は最後の思い出に、娘と一緒に浴衣で万博を歩きました。
注文から届くまでのことは、また別の記事で改めて書こうと思います。
この日の会場の空気は、夏パスの最終日の名残惜しさが漂っていて、、あちこちで知らない人同士で“万博ふりかえり”の会話がされていました。
なんだか、みんなでひとつの夏を過ごしたような、そんな雰囲気でした。
まだまだ行ってみたいパビリオンはたくさんあるのですが、
万博開幕当初から行ってみたいと思っていた国のひとつ「ルクセンブルク館」へ行かないのはどうしても心残りに思ったので、本日は「ルクセンブルク館」が目的です。
「ルクセンブルク館」なんと連日4時間から5時間待ちなのです。しかし、もう今日はこれだけ!気持ちはずいぶん楽です。
「マレーシア館」
…とはいえ、やっぱり一つでも多く見たい気持ちが湧いてきて、悪あがきしています。
先日書いたベトナム館の水上人形劇は諦めたのですが、近くにあった「マレーシア館」に立ち寄ってみました。
この建築も隈研吾氏の設計なんですよね。
マレーシアの伝統織物「ソンケット」をモチーフに、5,000本近くの⽵を⽴体的に編み込んだ、⽵でできたソンケットファサードなんだそうです。先に「インドネシア館」で「ソンケット織り」を見ていたので、なるほど・・・と思いました。
※“ヨヤクナシガールズ”で話題のインドネシア館の記事は⇒こちら