前回からの続きです。
さていよいよ摺ってみます。
この丸い篩(ふるい)は丸い木枠にガーゼを張った唐紙特有の道具です。
篩を持ちトントンと優しく叩きながら、版木に顔料をつけていきます。
この人差し指で抑える持ち方すらぎこちないのですが、優しく教えてもらえるのでドキドキしながら版木に色を乗せていきます。
かる~くトントン、トントン2周します。
紙を真ん中に合わせて、ふわ~と広げながら紙を置きます。
ここが一番緊張します💦
手で円を描くように撫でて摺ります。
バレンは使わないんです!
問題の二度刷りです!
片側だけを半分より多めにめくって、また篩でトントンします。
この時にうっかり紙にあたってしまわないように要注意です。
めくっていた紙は元に戻すと、顔料に粘着力があるのでピタッとくっつくそうです。
また、手ですりすりして、反対側も同じように摺ります。
上側の両端を持ちあげていきます。
摺りあがりました😀
私の摺り体験のカメラマンは、次に自分が摺るので工程を見るのに必死で最初は撮るのを忘れていました。
摺り行程のみに注目しているので手元画像のみなんです!!
摺りあがった唐紙です。
一見文様が目立たないようですが、実際には顔料の雲母でキラキラしているのでパッと目立ちます。
顔料も乾いてしまうので、作業を始めると手早く仕上げていかないといけなくて、あっという間に出来上がった感じです😯
次回は、この唐紙で御朱印帳を作っていきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿