高槻市にある「安満遺跡公園」に行ってきました。
約2,500年前に開かれた弥生時代の大規模な環濠集落跡で稲作文化の発祥地のひとつとされているそうです。環濠集落と言えば奈良県大和郡山市の筒井エリアを思い出すのですが・・・
大阪に、こんなにだだっ広い弥生時代の環濠集落の史跡があるのですね~。すごい。
安満遺跡では、環濠によって居住域・生産域・墓域に分かれていたそうです。
弥生時代のおうち。残念ながら、中には入れませんでした。
徳島の吉野川SAにも弥生時代の竪穴式住居のレプリカがあって、中に入ることが出来るのですが、こちらはスケスケなので、万が一無人島にたどり着いた時のために、立て方の勉強をしておきました。😁
「安満遺跡公園 歴史拠点展示館」
この展示館は、旧京都大学高槻農場の建物をリノベーションしたもので、展示室も趣があります。
ぺったんぺったん、弥生人の足跡です。
ちょうどこの建物の真下を通る環濠から実際の地層を剥ぎとって展示しています。
2,500年前の“地面”の上に立つことができます。
画像よりは、結構高さ?深さ?がありました。
この遺跡から見つかった、煮炊き用や貯蔵用の土器のレプリカが展示されていて、触ることが出来るんです。
スクリーンに展示品をかざすと、AIの“長老”が道具の名前や使い方を教えてくれる・・・ついつい次々持ってみたくなる仕掛けもあります。
縄文時代の土器はいろいろ想像していると気絶しそうになりますが、弥生時代になると少し安心します。なぜでしょうか。
全体に農耕の道具の展示が多いのですが、こんな装飾品もあります。
こちらはレプリカですが、本物の出土品は、「高槻市立しろあと歴史館」や「大阪府立近つ飛鳥博物館」に収蔵されているようです。
いたるところに足跡がありますが、洪水の直後に田んぼの様子を見に来た2000年も前の人が残した足跡が見つかったんだそうです。
説明には「無事に逃げれたのでしょうか・・・」とありました。
いやホントに、無事に逃げれたのでしょうか、足跡の主さん、2000年後の人に心配されているよ~。
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