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船場センタービル

2025年6月30日

大門から壇上伽藍へ 高野山②

このお出かけの日は、5月末ですのでもう皆が半袖を着ていた頃でしたが、あいにくの雨予報でしたので、かなりしっかり目の上着を着ていたのですが・・・

高野山駅に着いたとたんに「さむ~~~い、寒すぎる!!」

とりあえずレインコートを即買いして羽織る者も・・・。


高野山駅からはかなりくねくねした道を大門までバスで移動します。




高野山の大門



高野山の総門ですが、1705年の再建とのこと。
弘法も筆の誤りということわざができたほど、卓越したと言われる書ですが、
「高野山」の扁額は、弘法大師・空海の書風を再現したものとされています。

左右に立つ金剛力士像は高さ約5.5メートルで、国内で2番目に大きい仁王像とのこと。
そこまでは大きく思えないのですが、そもそも大門が大きいのでしょうねぇ・・・。

普通は門の前の参道に町並みがあるので門前町というのですが、高野山は門の中に町並みがあるので「寺内町」と言うそうです。


門の前に気温が表示されてありましたが、「12℃!」
同日の大阪市内の気温は17.1℃~26℃とのこと。

寒すぎます!!

少し雨も降ってきました、まずはコンビニにて長袖のアンダーシャツを購入して着こみます!
コンビニ優秀ですね!!





壇上伽藍の中心に位置する高野山の総本堂であり、真言密教の聖地としての象徴的な建物、金堂です。

壇上伽藍の入口「中門」、こちらには、四天王がいるのですが、広目天の胸にセミ、増長天の胸にトンボが彫刻としてあしらわれています。





セミは「遠くまで響く声=仏法の声が遠くまで届く、見通す智慧」、
トンボは「前にしか進まない=一直線に進む意志、悪を退ける守護力」を象徴しているそう。

なるほど・・・と思いつつ、昆虫の意匠をあしらった仏像って他にあったかしら??と思ったら、中門は2015年に再建されたもので、こちらは平成の名仏師・松本明慶氏による新造とのこと。

・・・となると、四天王なんだから、持国天・多聞天にも虫のモチーフがいてもよかったのでは??
と思いましたが、他の2体とは雰囲気が違うので、新造されたのはこの2体だけなのかしら??



根本大塔、とっても大きいんです!!
日本初の「多宝塔形式」の仏塔とのこと。

堂内全体が立体曼荼羅として構成されており、仏教の宇宙観を空間的に体感できるとのことですが、今回はひとつひとつのお堂の中まで参拝している時間がないので、あきらめましたが、後から、ここだけは入っても良かったなぁと思いました。



三鈷の松

空海が唐から帰国する際、密教を広めるのにふさわしい地を探すため、三鈷杵(さんこしょ)という法具を空に投げたのですが、その三鈷杵が引っかかっていたのがこの松の木。
これを見た空海は「ここが密教の道場にふさわしい」として、高野山を開創したとされます。

私は幼いころに読んだ絵本の影響で、空海と言えばこのシーンを思いつくので、かなりシンボリックな松です。




金堂と、根本大塔の御朱印です。

薬師如来像と大日如来と書かれているはずです。


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